ファミリー層を獲得できる飲食店とは?お店の作り方から集客方法を解説

  • 「飲食店経営においてファミリー層の獲得は大切?」
  • 「ファミリー層の集客に成功した大手チェーン店はどのような取り組みをしたのか知りたい」
  • 「流行る飲食店のポイントは女性客やファミリー層の認知を得ることって本当?」

このようなお悩みや疑問を抱えている飲食店経営者の声を多く聞きます。
最近では大手飲食チェーンの居酒屋や牛丼屋がファミリー層で賑わっています。
この記事では、どのように宣伝すればファミリー層を獲得できるのか、メリット・デメリット、選ばれるお店の作り方、集客方法を詳しく解説していきます。是非参考にしてみてください。

1.ファミリー層を集客して売上アップできる?

飲食店経営においてファミリー層の集客に力を入れたい経営者も多いかと思います。
「外食は大人のためであり、小さな子ども連れは外食を控えている」というイメージがあるかもしれませんが、子育て世代は子ども連れでも気兼ねなく外食できる飲食店をリサーチしています。
ファミリー層が多いエリアに立地している飲食店であれば、集客効果が大いに期待できるでしょう。
また、他のお店と差別化を図ることが出来るチャンスでもあります。

2.ファミリー層をターゲットにするメリット

2.1 リピーター獲得が大きく期待できる

ファミリー層はリピーターになってもらえる可能性が高いといわれています。
小さい子どもを連れて安心して食事できる環境は大人もリラックスして快適に過ごすことができます。繰り返し来店しようという気持ちになり、リピーターになってもらえる可能性が大いにあります。

2.2 ママ友の口コミで宣伝してくれる

小さい子どもがいるファミリー層は、行動できる時間帯や範囲が限られています。近所で安心して通えるお店は貴重な存在になるでしょう。ママ友同士のネットワークは口コミで広がりやすく、1人のママがお店を気に入ってもらえると、次回はママ友を連れて来店する可能性が高くなります。

3.ファミリー層をターゲットにするデメリット

ターゲットをファミリー層に設定すると、ランチタイムやティータイムの営業がメインになります。
お昼の時間帯は、安く飲食できることに加え、アルコールの注文も少ないため、客単価は夜に比べるとたいぶ低くなります。また、ランチを食べにくるファミリー層は、夜の営業時間帯にも足を運ぶ確率は高くないという声があります。
現在の立地でファミリー層にどのくらい需要があるか、売上などのシミュレーションをすることが大切です。近隣でランチ営業している他のお店など、周辺のお店のリサーチしてみましょう。

4.ファミリー層に選ばれるお店の作り方を解説

ファミリー層を獲得するには、親や子ども目線で考えたお店つくりをすることがポイントです。
親や子どもが安心して食事し、楽しく過ごせる環境を整えていきましょう。
ファミリー層を獲得するのに必要な環境つくりを解説していきます。


■子どもを楽しませるサービスを充実させる
お子様が楽しめるサービスがあると、また来店していというリピーター獲得につながります。
例えば、

  • 子どもが安心して遊べるキッズスペースを作る
  • キッズ会員を作り来店ごとにスタンプを押し10個たまるとお菓子のプレゼント等を用意
  • 子どもはドリンクバー無料
  • 子ども向け日替わりデザート無料
  • 帰り際にお菓子やおもちゃをプレゼント

■お子様メニューを作る
ファミリー層を獲得するためには、お子様メニューは必ず提供するようにしましょう。
子どもに人気のある料理を盛り合わせたお子様プレートや小食の子どもには、料理の量が少ない単品メニューを用意すると喜ばれます。また、子ども用の食器やカトラリーも用意しておくと安心して食事ができます。お子様メニューや子ども用カトラリーが充実していると、ママ友の口コミでも広がりやすいのでしょう。


■アレルギー対応のメニューを作る
食物アレルギーのお子様は増加傾向にあり、外食に関して悩んでいるファミリーも増えています。
食物アレルギーのあるお子様でも安心して美味しい食事できるように食物アレルギーに対応したメニューを作りましょう。
以下の食物アレルギー対策のリーフレットを参考にしてみてください。
【飲食店向け食物アレルギー対策参考リーフレット】

■子供用のイスを用意する
まだ大人用のイスに座ることのできない子どものために、子ども用のイスを用意しましょう。
子ども用イスは、落下防止機能があるものが多く安全にも配慮しています。


■授乳スペース・おむつ交換台の設置
赤ちゃん連れのファミリーを集客に欠かせないのが授乳スペースの確保と、おむつ交換台の設置です。いつでもおむつ交換と授乳ができる環境はママにとって安心して食事してもらえます。お店選びの重要なポイントの一つでしょう。


■ソファー席を作る
ソファー席は赤ちゃんを寝かすことができるので大人はゆっくり食事を楽しむことができます。
まだ子ども用のイスに座れない小さい子どもには、ソファー席があれば座らせることもできます。
子連れに優しい飲食店を探す時、「子連れ ソファー席」というワードの検索が多いこともあります。
ソファー席のニーズは高いでしょう。

5.ファミリー層を獲得する方法を解説

5.1 グルメサイトへの登録

グルメサイトである「Googleマイビジネス」「食べログ」「ぐるなび」「ホットペッパーグルメ」「Retty(レッティ)」に登録してアピールしましょう。ファミリー層は、グルメサイトを活用して子連れでも来店しやすいお店の情報を収集し参考にしています。
グルメサイトは数多くあり、最低限掲載できる無料プランから集客に役立つ機能など、それぞれ特徴があります。詳しくは「■飲食店の集客に役立つグルメサイトの掲載料や特徴を解説」をご参照下さい。

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■飲食店の集客に役立つグルメサイトの掲載料や特徴を解説

5.2 SNSでの情報拡散

飲食店の集客ツールとしてSNSの活用度が高まっています。SNS利用者が年々増加しており、飲食店を決める際にSNSを参考にするファミリー層が増えています。
お店の情報を積極的に発信していきましょう。ユーザーが店内や料理の写真・動画を見ることで来店へとつながる可能性が期待できます。
お店をアピールできるツールとしてSNSを活用しない手はありません。

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5.3 ファミリー層を狙ったイベントの開催

季節のイベントに合わせた料理や楽しい企画でご家族一緒に楽しんでもらいましょう。イベントにより、コスプレやゲームなどを企画するのも喜ばれます。ファミリーにとって、良い思い出となり、次回のイベントも参加したいというリピーター獲得にもつながります。

【季節のイベント例】
春:お花見、ひな祭り、母の日、父の日、子どもの日
夏:夏祭り
秋:ハロウィン、七五三、お月見
冬:クリスマス、お正月、節分

さいごに

いかがでしたか?
飲食店でファミリー層を獲得するメリット・デメリット、集客のためのお店づくり、集客方法を詳しく解説しました。
ファミリー層をターゲットにしたマーケティングは高い集客効果が期待できます。
この記事を参考に小さな子ども連れでも気兼ねなく安心して来店いただけるお店づくりを目指しましょう。

この記事を書いた人

BrancPort税理士法人