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  • 飲食店のプレオープンは実施するべき?メリット・デメリットから成功術まで

    飲食店のプレオープンは実施するべき?メリット・デメリットから成功術まで

    飲食店の開業前に関係者、地元住民などを招いてリハーサルを行うことがよくあります。
    これをプレオープンといいますが、本番に向けての準備段階に当たる、いわば練習のようなものです。しかしながら、プレオープンを実施するかどうか迷っていらっしゃる方も少なくありません。
    ここでは、プレオープンとグランドオープンの違い、目的やメリット・デメリット、成功させるためのポイントまでみていきたいと思います。
    ぜひ参考にしてみてください。

    1.プレオープンの目的

    飲食店経営者は念願の開業に向けて、試行錯誤しながら十分に準備を重ねてきたことでしょう。オープン日を目の前にして、「接客」「オペレーション」「集客」など、心配事はつきものです。ほとんどの経営者が不安と期待を抱えながらのスタートとなります。そこで本番前に検討したいのが、プレオープンの実施です。
    プレオープンの目的を把握することで、次なる本番に向けて大きな収穫があると言えるでしょう。


    ★宣伝効果

    • 関係者などの招待客を招いて店舗の認知度を図り、SNSなどを活用し口コミ獲得目的※店舗によって近隣住民などに声がけをして集客につなげていることもある

    ★オペレーションの確認

    • お客様やスタッフの動線に従った店内の店舗のレイアウト確認
    • 調理や接客、配膳、会計など担当役割がそれぞれスムーズに行っているか確認

    ★お客様によるフィードバックを得る

    • メニューに関する意見や接客で感じたことのヒアリングを行い今後のヒントにする
    • お客様が実際に食事をしながら、店舗雰囲気を感じ取っている反応を伺う

    ★コミュニティづくり

    • プレオープンを実施することで各関係者をはじめ、周辺地域の住民を招くことで、これからの関係づくりが実現できる。

    プレオープンは本番前のリハーサルです。良い点はそのままで、悪い点は改善するチャンスは十分にあります。うまく活用することで今後の運営に良い影響を与えることでしょう。

    2.プレオープンとグランドオープンの違い

    プレオープンとよく混同されがちな言葉に「グランドオープン」があります。この2つの違いを整理しておくと、それぞれの準備で何を重視すべきかが見えやすくなります。

    • プレオープン:関係者や招待客など限定した相手を対象に、無料または特別価格で行う試験営業。目的はオペレーションの最終確認とお客様からのフィードバック収集にあり、集客や売上そのものを目的にはしません。
    • グランドオープン:一般のお客様に向けた正式な営業開始日で、通常料金でのサービス提供となります。プレオープンで洗い出した課題を改善したうえで臨む「本番」にあたり、広告やイベントなどを通じて集客・売上の最大化を狙います。

    なお、開業前のお披露目という点でプレオープンと似た言葉に「レセプション」がありますが、レセプションはオペレーションの確認よりも、関係者への感謝やお披露目という意味合いが強いイベントです。目的に応じて使い分けるとよいでしょう。

    このように、プレオープン・レセプション・グランドオープンはそれぞれ役割が異なります。混同したまま準備を進めると、招待する相手や当日の運営方針がぶれてしまうため、まずは自店がどの段階の何を目的にイベントを行うのかを明確にしておくことが大切です。

    3.プレオープンするメリット・デメリット

    プレオープンを実施することで、メリット・デメリットは発生します。ここではそれらがどこにあるのか見ていきたいと思います。

    ◆プレオープンするメリット

    1)オペレーションの最終確認

    全体的にオペレーションがスムーズに回っていっているかの最終確認ができる

    • オーダーから料理提供までの時間(スピード)
    • お客様への接客、サービスが適切に行われているかどうか
    • 注文からバッシング作業のスピードと正確さ
    • お客様の満足度が得られる

    経営者および各担当スタッフがオペレーションの最終確認に感じたことを共有することで改善点を見出すことができ、本番では更に質の良い店舗として提供します。

    2)認知度が上がる
    プレオープンを実施している間は、スタッフや経営者など余裕をもってお客様の反応が伺えます。そのため、SNSなどの活用によって口コミ投稿を積極的に促すことができます。
    反響が良い方向へ進むと、宣伝効果になり認知度が上がる確率が高くなるでしょう。

    3)店内のレイアウトや不備確認
    実際にお客様を招待し、リハーサルをすることで以下のような不具合または不十分などの改善事項の確認ができます。

    • 調理器具や設備環境の不具合
    • 備品数が足りない(おしぼりやカトラリーなど)
    • お客様の待機場所や荷物の置き場所
    • 動線に問題がないようなテーブル席のレイアウト

    ◆プレオープンするデメリット

    1)ネガティブな印象の可能性も…
    接客や料理提供の際に予想外の問題が発生した場合、お客様に良くない印象を与えてしまう可能性があります。また、口コミの拡散によってお店の評判が下がってしまうことも考えられます。



    2)オペレーションに支障
    プレオープンでは招待客はもちろん、地元住民を招く店舗では予想外の人数が多くなることがあります。そのため、オペレーションがスムーズに起動されなくなり、トラブルが発生してしまうこともあります。その結果悪い口コミが拡散されてしまうことがあります。ネガティブな口コミは良い口コミより広がりが早く、集客に影響してしまいます。
    オペレーションのマニュアル化を推奨します。

    4.プレオープンの準備

    プレオープンを実施すると決めたら、準備をしなければなりません。ここでは、プレオープンの準備と流れを解説します。

    ①プレオープンの日時・期間を決める
    一般的にオープンの2週間前から2~3日前、期間は2日に分けて実施されることが多いです。

    1日目:各関係者や開業に向けてお世話になった方、知り合い(友人)などを招いて、メニューを全て無料で提供します。全体的なオペレーションの動きを体感し、目的を果たせるかどうかのリハーサルです。

    2日目:店舗の近隣住民などにお声掛け、SNSなどで配信します。全メニューを半額サービスなどにすることで立ち寄りやすくなります。有料でのプレオープンの目的は、あくまでも利益をもたらすことではなく、本番前のオペレーション確認とお客様の反応を得ることです。



    ②メニュー決定と価格設定
    メニューは4~6品程度で、試作品として提供すると良いでしょう。
    また、ここで大事なのが、フィードバックを得ることです。
    有料にてお迎えするお客様には、価格設定をしますが、特別価格として提供するので試食スタイルにします。ただし、有料の場合に無料スタイルより、価格とサービスの対価を感じ取る位置がシビアになるので、お客様の意見は参考にすることでさまざまな改善点につながります。なお、料金を設定する場合は「原価を回収するための最低限の価格」を目安にし、利益を乗せないのが一般的です。無料か有料かで来店者の見る目のシビアさが変わる点を踏まえ、自店の目的に合わせて選びましょう。



    ③スタッフ体制
    プレオープンは本番前のリハーサルとはいえ、店舗のお披露目です。準備段階でスタッフ全員がトレーニングを行い、一人ひとりの役割を理解してもらうことが大切です。

    • キッチンの料理はレシピ通りにできているか、提供までの時間確認など
    • ホールの接客や動線による問題点がないか確認
    • 有料であれば、お会計作業のミスはないか、改善点があれば報告
    • 開店から閉店までの全体を通しての流れを観察

    ④備品・食器・設備機器などの確認
    各テーブルに必要なカトラリーやお皿、グラス、おしぼりなどの数が足りているか確認します。本格的に営業が始まると多くのお客様が来店する場合もあります。
    備品・食器は席数の1.5倍~2倍は用意しておくと良いでしょう。

    設備器機は、厨房で必要となるシンクやガスレンジ、製氷機、食器洗浄機などです。プレオープン当日になったら食器洗浄機が作動しない、空調が効かないということもあります。全ての機器は前以て動作チェックが必要です。

    ⑤衛生面・安全面の確認
    飲食店は安全衛生管理体制を整備することが必要です。

    • ゴミの分別や回収スケジュールを確認
    • 衛生管理マニュアル作成し、スタッフとの共有
    • 食品安全に関する許可を取得しているかの再確認

    衛生面、安全面に関する法的要件は前以て確認はしておきましょう。



    ⑥宣伝・告知・フィードバック
    プレオープンの情報を発信するには、SNSやLINEの活用をはじめ、チラシや広告、DMなどを通じて告知します。また、参加の有無を返信するようなシステムにすることで、参加者に対してフィードバックを必ず行うことが大事です。フォローアップをすることで次回にも繋がる可能性があり、口コミに有利となります。

    • 参加していただいたお客様へのお礼のメールやDMをする。
    • 次回来店されたお客様に割引クーポンやサービスなどメリット性のあるものを掲載する
    • アンケートを用意し、回答をしてくれたお客様へのプレゼント用意

    5.プレオープンの成功術

    プレオープンの成功は、お店に興味をもって頂いたお客様への宣伝効果、ファン獲得につながります。成功させるためにはどのようにしたらいいでしょうか。

    ★明確な目的設定

    • プレオープンの目的をスタッフ全員で目的を共有する。(接客、サービス、調理、SNS拡散、オペレーション全体)
    • 本番前の問題点と改善点は細かい部分でいいのでアンテナを張っておくとよい

    ★ターゲットを絞る

    • どのようなお店にしたいのか明確であれば、ターゲット層が自然と決まる
    • 特別な関係者、近隣住民、友人、親族などを招くとターゲット層が広がることがある

    ★特別感を与える

    • 特に招待客には特別感を与えることで、印象がよくなる
    • SNSやDMの配信はメリットのある項目掲載は必須

    ★グランドオープンに繋げる

    • LINE登録やQRコードなどの活用を活かす(お客様に促す)
    • 次回のクーポンやキャンペーン告知などを配る

    ★反省会は必ず必要

    • スムーズに運営できた際には、そのまま本番を迎え、更にはレベルアップのための施策を検討する
    • 問題点は一人ひとりが解決策を考えること

    よくある質問

    Q. プレオープンは無料でやるべき?有料でやるべき?
    A. どちらも一般的です。1日目を関係者向けに無料、2日目を近隣住民向けに特別価格(半額程度)で実施するなど、対象者によって使い分ける方法がよく採られています。無料の場合は率直な意見が集まりやすく、有料の場合はお客様の見る目がシビアになる分、より本番に近いフィードバックが得られやすいという違いがあります。

    Q. プレオープンの来客数や売上は本番の参考にしてもよい?
    A. プレオープンは招待客が中心となるため、来客数や売上をそのままグランドオープン後の予測に使うのは避けましょう。あくまでオペレーションの最終確認とフィードバック収集を目的とし、数値面の判断材料にはしないことがポイントです。

    Q. プレオープンに招待されたら、お祝いを持参したほうがいい?
    A. プレオープンはあくまで試験営業であり、正式なお祝いの場ではないため、必ずしもお祝いを用意する必要はありません。ただし、開業に向けてお世話になった間柄であれば、ご祝儀やちょっとした差し入れを持参すると、お店側との今後の関係づくりにもつながります。迷う場合は、招待状に「お気遣いは不要です」といった案内がないか確認するとよいでしょう。

    さいごに

    いかがでしたか。プレオープンは本番前のリハーサルです。ここで成功することで、参考にすることが理解できるので、グランドオープンの成功への一歩ちかづけることでしょう。
    先ずは、一歩一歩進むことを考えていきましょう。

  • 飲食店が始める自販機ビジネスとは?【導入するための準備とメリット・デメリット】

    飲食店が始める自販機ビジネスとは?【導入するための準備とメリット・デメリット】

    今や人通りの多い場所に限らず、あらゆる所で自動販売機を見かけます。食品・飲料だけではなく、たばこや日用品雑貨、そして食券や切符を販売する券売機などもそのひとつです。日常生活で無くてはならないほど多種多様な自販機が存在しています。そんな自販機ビジネスは時間に関係なく無人で商品を販売できるので、安定した収益が得られるという方も多くいらっしゃいます。また、本業の傍ら副業として始めているという飲食店も増加しています。そこで今回は、飲食店が自販機ビジネスを始めるための導入準備やメリット・デメリットなど解説していきたいと思います。ぜひ参考にしてみてください。

    1.自販機ビジネスとは

    自販機ビジネスとは自分が所有する土地で自販機を設置し、商品を無人で販売することで売上から収益を得るビジネスです。運営方法は、自らが管理するタイプと運営会社(設置会社)に任せるタイプがあります。無人で時間を問わず商品を販売できるので効率がよく収益を得られる点では大きなメリットとも言えるでしょう。ただし、飲食店で両立しながら始める場合は、実店舗の運営とのバランスを考えた上で運営方法を選ぶようにしましょう。

    自販機は24時間営業中なので電気代はかかりますが、2011年の東日本大震災以降「消費電力」の問題により省エネ技術が導入された自販機が採用されるようになりました。
    過去10年以上前のビジネスモデルよりエネルギー消費量が減少したこともあり、飲食店にとっても参入しやすいと急増しています。

    2.自販機ビジネスの導入準備と運営方法

    飲食店経営の傍ら自販機ビジネスに参入している、あるいは始めようと検討中のオーナーも少なくありません。数多くの商品が自販機で販売され、しかも24時間いつでも購入ができるので消費者ニーズも高まっています。これから自販機ビジネスを始めようと考えている方に、導入準備と運営方法などを解説していきます。

    2.1 営業許可と届出は必要?

    自販機ビジネスを始めるには、調理機能や保存期間などあらゆる条件によって営業許可が必要なものと不要なものがあります。

    〈許可が必要とする場合=調理機能を有し屋外に設置されたもの〉

    • (飲食店)営業許可が必要となるもの 例)電子レンジ付冷凍食品、給湯装置付カップ麺や弁当、ハンバーガー自販機など
    • 調理機能を有する食品は自販機によって調理されたものを販売する場合の営業許可 例)カップ式コーヒー自販機、カップ式清涼飲料自販機
    • 氷雪製造営業許可が必要な食品 例)氷自販機、かき氷自販機

    〈届出が必要とするもの=調理機能を有し屋内に設置されたもの。冷蔵・冷凍による保管と常温保管であっても保存期間が短いもの〉

    • 乳類製品販売の届出が必要なもの 例)牛乳自販機
    • 食肉販売業の届出が必要なもの 例)冷凍包装済の食肉自販機

    〈許可および届出が不要なもの=調理機能が無く常温保存が可能なもの〉

    例)缶ジュース、ペットボトル、カップ麺(お湯を購入者自ら注ぐタイプのもの)


    上記のように許可・届出が必要とするパターンがそれぞれ異なります。更に詳しく許可や届出に関して知りたいという方は管轄の保健所に相談することをお勧めします。

    2.2 自販機の運営方法

    自販機設置後の管理方法は「フルオペレーション」と「セミオペレーション」の二通りあります。どちらが自店にとって効率的・最適なのか検討してから選ぶようにしましょう。

    • フルオペレーション:フルオペレーションは、飲食店の近隣で空いたスペースを自販機専門の設置(管理)業者に場所を貸すというイメージです。清涼飲料水や酒類、食品などの自販機を設置することから設置後の商品補充、メンテナンス、空き缶の回収、トラブル対応などのオペレーション全てを設置業者に任せておくことができます。設置者(飲食店側)の料金負担は設置場所の提供と電気代、そして売上の一部を設置業者に販売手数料として支払うことになります。なお、販売手数料の相場は売値の約20%~30%が一般的です。
    • セミオペレーション:セミオペレーションはリース契約もしくは自販機を購入し、商品補充やメンテナンスなど全ての管理を購入者が行います。また、釣銭などのお金の管理、電気代、売上回収などの対応も求められます。しかし、売上が上がれば全て飲食店(運営者)が得られるので収益性が高くなります。

    以上2通りのオペレーション方法がありますが「運営管理の負担軽減」もしくは「収益の独占」など、自店にとってどちらを重視するのか検討した上で決めるようにしましょう。

    2.3 冷凍自販機の導入

    実店舗で提供している商品を冷蔵あるいは冷凍自販機で販売している飲食店が多数存在しています。大手チェーン店の長崎ちゃんぽん「リンガーハット」では、店内で提供している看板メニューを冷凍自販機でも販売している一店舗です。お店と同じ料理を安く購入ができると、消費者からの需要が高いのも特徴のひとつです。

    現在、冷蔵・冷凍の切り替えができる「ど冷えもんNEO」という自動販売機が非常に人気です。冷凍したラーメンや餃子、牛丼、デザート類(ケーキ)など多くの食品が自販機で販売可能です。薄型タイプもあるので場所が狭いという個人経営の飲食店でも設置可能です。
    また、「ど冷えもんNEO」は、賞味期限を管理する機能もあり、期限を過ぎた商品は自動的に準備中モードに切り替わり、販売を停止することができるので非常に効率的な自販機となっています。

    2.4 自販機のアプリでポイントカード・キャンペーン

    今やスマホで商品を購入できる時代、更にポイントカード・キャンペーンなどの特典が得られる仕組みとなっています。自販機もその一つでますます進化を遂げています。たとえばスマホで自販機のQRコードを読み込み、商品についているバーコードをスキャンし、公式Lineなどにログインすればキャンペーンの応募が可能となります。 
    ポイントに関しても、メーカー公式アプリ(無料)をダウンロードし、商品購入後にそのアプリを自販機にかざすだけでポイントが貯まるという仕組みになっています。ポイントを貯めてお得なクーポンサービスと交換ができるなど消費者の購買意欲を掻き立てる戦略となっています。
    自販機は無人販売のため店内で提供する人員によるサービスは不要ですが、無人だからこそ消費者にお得感や楽しませるアイデアひとつで売上や集客に繋がっていくと言えるでしょう。

    3.自販機ビジネスのメリット・デメリット

    自販機ビジネスを検討している飲食店オーナーにとっては、どんなメリット・デメリットがあるのか気になりますね。ここではいろいろな角度から見て紹介していきます。

    ◆自販機設置のメリット

    • 24時間365日対応なので実店舗の営業終了後でも店内メニューと同じ味を提供できる。
    • 自販機を設置することでお店の認知度が高くなり、集客に繋がる
    • 店頭の空いているスペースで自販機設置が可能なので場所の有効活用ができる
    • 無人販売なので人件費がかからない
    • 食品ロスの削減に繋がる

    狭い場所でも設置可能なので有効活用ができる上、実店舗への集客に繋がることも最大のメリットではないでしょうか。その他飲食店にとって食品ロス削減もとても重要なポイントとなります。

    ◆自販機設置のデメリット

    • 人気の少ない設置の場合、盗難によるセキュリティリスクの懸念がある
    • 自販機周りに空き缶のゴミが散らかる。(管理をこまめにしなくてはならない)

    デメリットとしては無人販売による盗難リスクなどあります。盗難防止のため防犯カメラなどセキュリティシステムを設置したほうが良いでしょう。また、空き缶のゴミが散らかっていると、購買意欲が下がってしまうので注意しましょう。

    4.飲食店が自販機ビジネスに参入する時の注意点

    自販機ビジネスを始める際、注意するべきことが幾つかあります。

    ①セミオペレーションを選択したときの注意点ですが、飲食店で提供しているメニューと同じ食品を自販機で販売する場合、調理時間や在庫確認、賞味期限などの管理が必要となります。自販機ビジネスに必要な作業と実店舗の作業、両方の時間を要するためどちらかが負担にならないように注意しましょう。

    ②自販機の設置場所に関する注意点です。

    • 自販機の設置する場所周辺に障害がないか確認する(商品補充や修理するとき扉の開閉に問題はないかなど)
    • 店頭の頭上に看板などがある場合、自販機のサイズを考慮しなければならない
    • 商品ボタンが押しづらくないか(消費者の購入しやすさ)

    自販機の設置は消費者が購入しやすくするため、先ずは設置周りの障害やスペースなどを十分考慮したうえで配置しましょう。設置場所や購入のしやすさはもちろん、興味を惹く商品によって売上は大きく変わります。

    さいごに

    いかがでしたでしょうか。今回は飲食店が両立できる自販機ビジネスの導入準備からメリットや注意点を解説しました。自販機ビジネスを始める目的はさまざまですが、実店舗が発展するための施策として検討してみるのも良いかもしれません。これからも進化し続ける自販機ビジネスは飲食店の活性化にも繋がることでしょう。

  • 【日本のおもてなしについて】飲食店サービスが過剰にならないための注意点

    【日本のおもてなしについて】飲食店サービスが過剰にならないための注意点

    日本の「おもてなし」は接客業において、世界的にも高評価を得ています。それは日本独自の文化が人として心のある接客を行っているということが根付いているからでしょう。
    しかしながら、おもてなしを期待する一方で、過剰サービスだと感じているという人も少なくありません。
    ここでは、サービス業でもある飲食店の「おもてなし」「過剰サービス」の違い、行き過ぎたサービスになってしまう要因などを解説していきたいと思います。
    ぜひ参考にしてみてください。

    1.おもてなしの主な要素とは

    飲食店における「おもてなし」とは、お客様が来店されたときの歓迎表現のひとつです。
    接客において大切な行為で、主に幾つかの要素から成り立っています。


    ◆心配り
    日頃から心配りができる人は、自然と接客上手になっていることがあります。
    察知力が必要で、お客様の状況に応じて先回りしながら心地よいサービスを提供することです。

    ◆目配り
    心配りと似ていますが、観察力を要します。お客様の心情や表情などの様子を伺い、情報をキャッチしながら言葉を選びながら行動します。

    ◆立ち振る舞い
    お客様へ丁寧な挨拶やお声がけ、姿勢などに気を遣うことです。たとえば、口角を少し上げて笑顔(のように)をみせること、お客様との歩く歩調を合わせるなどのワンランク上の立ち振る舞いで良い印象につながります。

    ◆身だしなみ
    身だしなみは言葉いらずのおもてなしです。料理・サービスを提供する飲食店にとっては非常に重要です。誰もが不快だと感じる身だしなみは避けましょう。
    理想のおもてなしを提供するには身だしなみのルール化を徹底することです。


    上記は、おもてなしの基本的な要素です。ただし、店舗価値に見合ったサービスが基本となるため、高級店であればあるほど上質なおもてなし(ホスピタリティ)ができることが求められています。

    2.おもてなしとサービスの違い

    飲食店ではサービスの行き届いた接客で集客などに効果が表れることが多々あります。
    そのためサービスにプラスしておもてなしを提供することもよくあります。
    実は「おもてなし」と「サービス」は似ているようで、明確な違いがあります。


    ・おもてなしの持つ意味
    先述したように、おもてなしは幾つかの要素から成り立っていることがわかりました。
    心配りの表現が目立ってわかりやすいホテルや旅館は、おもてなしをする代表的なひとつです。たとえば、ホテル内の清潔さ・装飾、お客様のお出迎えやお見送り、季節に合わせた料理提供など、訪れるお客様に対して心からの歓迎を示しています。
    飲食店も同様に、店舗の行き届いた雰囲気や言葉で心地よさをお客様に与えることがおもてなしとされています。


    ・サービスの持つ意味
    おもてなしのように先回りした気の遣い方をする一方で、サービスはお客様の要望に対して応じる行為です。また、モノを中心としてお客様に有益・満足を得ることを意図としていることが多いです。たとえば、飲み物や食事のサービス、クーポン配布サービスなどがあります。
    主にサービスとはお客様が支払う価格以上の提供を無償で提供することです。

    3.おもてなしが過剰なサービスに!

    おもてなしとサービスには違いがありますが、おもてなしがいつの間にか過剰サービスになり、鬱陶しく思われることがあります。また、過剰サービスが従業員の負担になり、雑な接客になってしまうことも少なくありません。おもてなしが過剰サービスになるとどのような影響があるのかみていきましょう。

    3.1 おもてなしのが圧力

    「お客様=神様である」というフレーズは大昔に存在していましたが、現在では言葉にもされなくなりました。しかし、この言葉通りのおもてなし(サービス)を教育している飲食店も少なからず存在しています。しかし、一切のミスもなく完璧なおもてなしをしているつもりが、やり過ぎるサービスだと感じているお客様も少なくありません。特に外国人にとっては、もう少し気楽さがほしいと感じている人が多くいらっしゃいます。

    3.2 サービス(おもてなし)の強要

    飲食店では可能な限り最高のサービスを、しつづけることが店舗方針となっていることが多くあります。また、近年人材不足と言われている飲食店では、接客向上のため対価以上のサービスを提供していることが少なくありません。その結果、従業員に負担がかかって過重労働となり、サービス(またはおもてなし)の質が下がり、誠意が伝わらないサービスとなってしまいます。

    3.3 お客様の期待値が高くなる

    お客様に対して心配りすることがおもてなしですが、一般的には印象が良いとされます。
    ただし、必要以上にサービスを続けることで、次第にお客様の期待値が上がり対価以上のことを求めるようになってしまいます。
    その結果、少しでも気に入らないとクレーマーとなってしまう危険性も考えられます。

    3.4 マニュアル通りのサービス

    接客マニュアルはサービス業にとって必要です。特に高級レストランなどは、価格に見合ったおもてなしを求められる為、社員教育の一環としてマニュアル化しています。
    基本的なおもてなし・サービスを身に付けることは非常に良いことなのですが、欠点になりやすいこともあります。

    • マニュアルに沿った行動しかできなくなる
    • 負担になり従業員のモチベーション低下に繋がりやすい
    • 一方通行のマニュアルで、お客様との対話が困難になることがある
    • 心のこもった接客ができなくなる

    マニュアルは大切ですが、サービス業である飲食店は、対お客様との関係で成り立っていることも忘れないようにしましょう。

    4.おもてなし上手になるためには

    日本独自の文化であるおもてなしですが、上手に高めるためにはどうしたらいいのでしょうか。飲食店で、さらに視点を広めておもてなし上手になるためのポイントを解説します。

    ①洞察力・観察力を身に付ける
    お客様の行動状況・表情を常に気にかけて汲み取る力が大切です。表面的な部分を注意深く見ながら行動する観察力、そしてお客様が何を思って望んでいるのか見極める洞察力、それらを身に付けることです。

    ②お客様の顔を覚える
    特に小規模な店舗では1回(少なくとも2~3回)来店されるお客様の顔を覚えてしまうのが飲食店の接客プロとも言われています。
    記憶に残すことは大切で、例えば顔を覚えているだけで要求事がわかり、左利きのお客様の場合には箸(置き共)を逆向きにするなどの気を遣うことの表現が可能となります。記憶に残すということは、おもてなし上手になるための重要ポイントとなるでしょう。

    ③全てがマニュアル通りでは危険
    マニュアルは多くの飲食店で存在していますが、お客様一人ひとりの心のあるおもてなし(サービス)をすることがお店の好印象に繋がります。
    マニュアルだけを頼りにしていては、心の通ったおもてなしは難しくなることがあります。時には自分の言葉・しぐさでの接客が心のこもったおもてなしをすることがポイントのひとつです。

    さいごに

    いかがでしたか。世界でも認められているおもてなしは日本人として嬉しいことです。
    ただ、サービスとおもてなしを提供したからといって全てが顧客満足度と一致するとは限らないことがあります。お客様目線で心のある接客をすることが大事なことだと言えるでしょう。

  • お客様が感動する!飲食店の“神対応”が集客につながる理由とは?

    お客様が感動する!飲食店の“神対応”が集客につながる理由とは?

    • 「神対応って具体的に何をすればいいの?」
    • 「バズるような神対応を狙いたいけど、わざとらしいと逆効果にならないか?」
    • 「スタッフ全員に神対応を浸透させるのが難しい」

    このようなお悩みや疑問を抱えている飲食店経営者の声を多く聞きます。
    この記事では、飲食店における神対応の必要性・お客様が思わずSNSで拡散した神対応や神対応につながる接客チェックリストを紹介していきます。
    是非参考にして下さい。

    1.飲食店で神対応は必要?

    飲食店を探す時、「料理が美味しい!」だけでは選ばれにくくなりました。
    近年では、「神対応」といわれるような、ちょっとした心遣いや親切な接客が注目を集めています。
    例えば、子どもに優しく声をかけてくれたり、そんな何気ない気遣いが、お客様の心をグッとつかむのです。
    お客様が感動した感じる接客は、SNSに投稿されることも多く、お店の宣伝につながります。
    さらに、神対応を受けたお客様は、「このお店にまた来たい」とリピーターになってくれる可能性も高まります。神対応は、お金をかけずに集客やリピーター獲得につながることが期待できます。

    2.お客様が思わずSNSで拡散した神対応とは

    2.1 食物アレルギーを持つお客様が感動した神対応

    【実例】

    • 娘が小麦アレルギーと伝えたら、厨房でわざわざ別調理してくれた。しかもシェフが直々に説明してくれて感動!
    • メニューに食べられるものがなかったら、スタッフさんが“ちょっとお待ちください”と言って、厨房と相談してアレルギー対応のパスタを用意してくれた。本当にありがたかった。
    • メニューにアレルギー表記が分かりやすく書いてあって、安心して注文ができた。
    • 乳製品アレルギーの子に“アレルギー対応アイス”をサービスしてくれたうえに、他の子と同じような見た目にしてくれて『みんなと一緒』を叶えてくれた。
    • 予約の電話で“そばと卵にアレルギーがあるのですが…”と伝えたら、“では使用を避けてご用意しますね”と即答。来店時にはメニューに印がついていて、感動と安心でいっぱいだった。

    食物アレルギー対応は、ただのサービスではなく命を守る行為でもあります。だからこそ、真剣に対応してくれるお店には強い信頼が生まれますし、家族やママ友とのクチコミでも広がりやすいんです。

    2.2 家族連れが感動した神対応

    【実例】

    • お子様ランチの旗に“〇〇ちゃん、ようこそ”って名前が書いてあった!子どもが大喜びでした。
    • 席につく前に“ベビーチェアご用意しますね”とスタッフさんが動いてくれた。言う前に気づいてくれて嬉しかった。
    • ピーマン苦手なことを伝えたら、“抜いて作れますよ”と快く対応してくれた。子どもが完食してビックリした。
    • “今日は娘さんのお誕生日ですか?”って言われて、最後に家族写真とメッセージ付きデザートプレートが!感動した。

    小さなお子様連れにとって外食は、料理が美味しいだけではなく、安心して食事を楽しめることが大切です。だからこそ、神対応があると「またこの店に行きたい!」とリピートしてもらえます。

    2.3 お客様のミスに関する神対応

    【実例】

    • 娘がジュースをひっくり返してしまって焦ったいたら「大丈夫です、よくあることですから!お子さんもケガしてないですよね?」と笑顔でタオルと新しいドリンクを持ってきてくれた。
    • 予約した日を1日間違えてお店に行ってしまったら「15分だけお時間いただければ席を作れますがいかがですか?」と提案してもらえた。
    • スマホの充電が切れそうで、決済や友人と連絡ができなくなりそうだったところ、「よろしければ、こちらの充電器お使いください。と、充電器を貸してもらえて大変助かった。
    • 小皿を倒してしまい白い服に醤油がついてしまった。店員さんがすぐに濡れタオル・シミ抜きシートを持ってきてくれて、お気に入りの服がシミにならずに済んだ。

    お客様のちょっとしたトラブルに思いやりのある対応ができると、それだけで「また来たいお店」に格上げされます。

    2.4 ほっこり神対応

    【実例】

    • 雨が急に降ってきて傘を持っていなかったら、スタッフの方が「よかったら使ってくださいね」とビニール傘を貸してくれて助かった。
    • 食事中に咳き込んで焦っていたら店員さんがお水を持ってきてくれた。店員さんの気遣いがとても嬉しかった。
    • 妊婦の時、そっとブランケットを持ってきてくれた。優しさが身にしみた。

    ほっこりする神対応は、料理の美味しさ以上にまた来たくなる理由になります。

    3.明日からできる!神対応につながる接客チェックリスト

    接客チェックリストは、何を意識すべきか明確になり、全員の接客クオリティを揃えることができます。
    スタッフ全員で取り組むことにより、売上やリピート客獲得だけでなく、チーム力アップ・スタッフの意識向上にもつながります。

    【基本編】すぐ実践できる7つの気配り

    • ☐ 笑顔で「いらっしゃいませ」ができたか?
    • ☐ お客様の目を見て、丁寧にあいさつできたか?
    • ☐ お水や料理の提供時に「一言」添えたか?(例:「お待たせしました」「ごゆっくりどうぞ」)
    • ☐ お客様の様子(困ってないか、寒くないか)を観察できたか?
    • ☐ 呼び出しにすぐ気づき、対応できたか?
    • ☐ お帰りの際に「ありがとうございました」「またのお越しを」など感謝を伝えたか?
    • ☐ クレーム・ミスがあったとき、スタッフ間でフォローできたか?

    【応用編】ワンランク上の神対応につながる接客

    • ☐ お子様・高齢者など特別なお客様への気づかいができたか?
    • ☐ アレルギーや苦手食材の確認を丁寧に行ったか?
    • ☐ 常連さんの好みを覚えて対応できたか?
    • ☐ 混雑時でも、焦らず丁寧な接客を意識したか?
    • ☐ 誕生日・記念日など、ちょっとしたサプライズを提案したか?
    • ☐ SNSに載せたくなるような「+αのサービス」を意識できたか?

    【チームワーク編】神対応はスタッフのチームワークが大事!

    • ☐ 他のスタッフの神対応に気づいて、声をかけたか?(例:「ナイス対応!」など)
    • ☐ 困ってるスタッフをフォローできたか?
    • ☐ 今日あった「良かった対応事例」をみんなと共有したか?
    • ☐ お客様の声・SNSの投稿などをチームで確認したか?
    • ☐ 自分の気づき・反省点を振り返る時間をとれたか?

    さいごに

    いかがでしたか?
    飲食店における神対応の必要性・お客様が思わずSNSで拡散した神対応や神対応につながる接客チェックリストの必要性がご理解頂けたかと思います。

    飲食店にとって、美味しい料理やおしゃれな内装はもちろん大事ですが、「また来たい」と思ってもらえるかどうかは、実は【接客の印象】が大きく左右しています。
    スタッフ全員が「お客様の気持ちに寄り添う」意識を持つことで、お店全体の空気があたたかくなります。だからこそ今、“神対応につながる接客”に取り組むことは、単なるサービスではなく、お店の未来をつくる大切な一歩になります。

  • 飲食店で異物混入が発生!その原因と対処法・防止策を詳しく解説

    飲食店で異物混入が発生!その原因と対処法・防止策を詳しく解説

    飲食物を提供している飲食店で、異物が入ってしまっては致命傷になることがあります。
    異物混入が起きてしまうとお客様の信頼感は失い、良くない評判が広がってしまう可能性もあります。まずは、起きてしまったら適切な対応をした上で原因を解明し、防止策を講じなければなりません。
    ここでは、異物混入の原因から対処法と防止対策を解説していきたいと思います。
    ぜひ参考にしてみてください。

    1.飲食店の主な異物

    人の身体に入る食べ物を提供している飲食店に、もし異物が混入してしまったら信用は失い、集客・売上にも影響がでてしまいます。
    十分に気を付けているつもりでも、何らかの原因で起こってしまうことがあるので、頭を悩ませている経営者も少なくありません。まずは、なぜ発生してしまったのか原因を追究する必要があります。なぜなら、解明した上で異物混入を防ぐためにやるべきことが見えてくるからです。

    飲食店で代表的な異物は「虫・髪の毛・糸くず・ビニールやラップの切れ端など」複数の物が食材や料理に入ってしまうことがあります。
    その中でも最も多いのが髪の毛・体毛、糸くずなどが挙げられます。
    調理人やホール担当者が衛生管理の意識が足りなかったように考えられます。気を付けていても何らかの拍子に異物が入ってしまう可能性はあります。衛生管理は十分すぎるほど注意することをお勧めします。

    2.異物混入の原因

    異物混入の原因は多岐にわたりますが、防止対策を講じる前にどのように入ってしまうのかみていきたいと思います。

    2.1 衛生面が不注意

    飲食店は食べ物を扱う業界です。経営者を含む働くスタッフ全員が衛生管理を徹底化することは基本的なことです。どのようにして混入してしまうのか、例をとりあげてみました。

    • 人体・作業服に付着している髪の毛やほこりの落下
    • 床に落ちていた髪の毛などが舞い上がって皿やカップに付着する
    • 爪やネイル、身に着けていた絆創膏、テーピングなどが混入

    人体・作業服に付着している髪の毛や爪、ほこり、糸くずなどの混入を防ぐためには身だしなみのルールを決めること、そして全員が従うことです。また、ほこりや糸くずなどは発見しづらいので、仕込みした料理を長時間放置する場合はラップや蓋をかぶせるなど工夫することが大切です。

    2.2 食器・調理器具、備品などの管理不足

    厨房で調理に使用する細かい部品や食材の不要部分が料理に混入してしまうこともあります。また、ホールなどで使用する備品などの一部も考えられます。

    • 調理器具の小さなねじ、グラス・食器の破片
    • 調理器具や食材のカビ付着によって細菌やウィルスなどの有害物資が混入
    • 卵の殻や入ってはならない魚の骨
    • 紙のメモの切れ端
    • ビニール袋やトレーの切れ端

    食器や調理器具の金属片、備品などの混入はお客様の口に入ってしまうと健康被害を及ぼしてしまいます。カビや細菌なども同様で危険性が高いので、常に食器や調理器具のチェック、備品などの管理は怠らないことが重要です。

    2.3 室外からの虫の侵入

    テラス席があるお店は、春~秋にかけて人気があり十分な集客が得られるようになります。
    ただし、虫が侵入する確率が高くなることがあります。
    また、ドアの隙間から室外機や換気扇からの侵入、あるいはドアの開け閉めの際に入ってくる可能性もあります。
    さまざまな状況のなかで虫の侵入・付着が考えられます。

    • テーブルや食器の上を歩いている、止まっている
    • 料理の提供前の放置、運んでいる際に侵入した虫がとまる
    • 野菜などの食材に付着(洗浄が不十分)

    3.異物混入を防ぐための対策

    飲食店での異物混入は注意していても発生してしまうことがあるので、防ぐための対策をとることが必要です。また、スタッフへの指導・教育を実施し、作ったルールを守る体制が重要となってきます。

    3.1 身だしなみのチェック

    日頃から予防を徹底することが必要です。飲食店としての身だしなみチェックから始めてみましょう。ルールに従った衛生管理を守ることで、異物混入は防ぐことができます。

    • 長髪の場合はひとつに纏める、帽子の着用(できる限りマスクも着用)
    • 長い爪、派手なマニュキア、アクセサリーは避ける
    • オープン前に手洗いの徹底化、トイレに行くときはエプロンは外す
    • 清潔な服装(ユニフォーム)や靴を着用
    • 手、指の傷がないかチェック・
    • 健康管理も必要(体調が悪い時は報告し休む)

    3.2 店内の清掃・整頓

    飲食店のキッチン・ホール、トイレ掃除は毎日行うことが基本です。また、店内の床に落ちた食べカス、ゴミなどは残さないことも重要です。

    • キッチンはラストオーダーが終了したら、まな板、包丁、布巾などは洗浄し、流し台と床の清掃を行う
    • ホールの掃除機かけは、お店によって翌日開店前もしくは閉店後と異なるが、食べカスやゴミを見つけたら清掃する
    • トイレは、営業中に汚れていないかチェックする
    • キッチンやホールなどは整理整頓を心がける

    店内を清潔な状態に保つには清掃はもちろん、整理整頓も日頃から行うことで大切です。

    3.3 食材の管理の徹底化

    仕入れた食材に虫などの異物が混入している可能性も考えられます。

    • 食材の洗浄を徹底化することと仕込みの際にチェック
    • 食材を包装したビニール袋、輪ゴム、セロハンテープ、ラップなどの異物確認
    • 食材の一部にいたみを発見したら、その部分をカットして捨てる
    • 新鮮で質の良い食材を仕入れ、納入時には必ず検品する

    特に、水洗いをしても野菜に虫が付着していることが多いので、皿に盛る前に異物混入のチェックをしたほうが良いでしょう。
    また、キッチンは食材の扱い方や調理方法をルール化して、全員が従うことを大切です。

    3.4 害虫の侵入防止

    飲食店の害虫混入で一番多いのがゴキブリですが、食べ物のカスや生ごみの付近に発生します。また、その他の害虫はさまざまな場所からの侵入が考えられます。

    • 換気口から入ってくる場合はフィルターやネットを設置し侵入を防ぐ
    • ドアの隙間などによる侵入はパッキンや殺虫灯の設置
    • 排水溝など水回りにはゴキブリが発生しやすいので、衛生状態を保つ
    • 生ごみはキッチンに残さないようにするため、適切な分別を行う
    • 必ずゴミは密封することと長時間放置しない
    • プロの清掃業者による定期的な害虫駆除

    飲食店で害虫が侵入する確率は高いです。
    「侵入させない」「発生させない」「駆除する」、この3つを行うことで害虫侵入の防止につながります。

    4.異物混入でクレームを受けた時の対処法

    異物購入があった際の飲食店側の対応次第で大きなトラブルになりかねません。
    まずは、謝罪から始まり、出来る限り可能な対応をすることが、解決策のポイントです。

    • (1)対応したスタッフがお客様への謝罪をする
    • (2)店長・責任者から改めて謝罪
    • (3)料理を作り直すことを伝え、直ちに提供するように努める※お客様に時間がないと断られた際は、丁重に謝りサービス・無料券などを差し上げる。
    • (4)食後にサービスとしてデザートやドリンクを提供する
    • (5)代金はいただかないことが原則

    異物混入があった際は、代替えとして同じ料理を提供するのですが、食材が無くなってしまった場合には他の料理でいいかどうか、必ずお客様に聞くようにしましょう。
    お客様の食品の好き嫌いがあるため、勝手な代替料理は避けます。
    また、作り直している時間をいただいているため、食後のサービスはお店側の謝罪の気持ちとして表すようにしましょう。

    さいごに

    いかがでしたか。飲食店の異物混入はさまざまな原因が考えらえます。一人ひとりが十分に注意・確認をすることで、混入リスクは避けられます。
    安心して美味しい料理を提供するために、健全な飲食店を目指しましょう。

  • スポーツ観戦×飲食店!パブリックビューイングの始め方・違法にならない方法

    スポーツ観戦×飲食店!パブリックビューイングの始め方・違法にならない方法

    • 「スポーツや映画などの放映には著作権の問題がある?」
    • 「パブリックビューイングは、どんな設備が必要?」
    • 「パブリックビューイング開催で売上を伸ばすには?」

    このようなお悩みや疑問を抱えている飲食店経営者の声を多く聞きます。

    この記事では、飲食店でのパブリックビューイングのメリット・開催に必要な準備と設備とは?・著作権違反にならないための正しいやり方を解説していきます。また、集客・宣伝のコツ!お客さんを呼び込む方法も紹介します。是非参考にしてください。

    1.飲食店でのパブリックビューイングのメリット

    パブリックビューイングとは、お店に大きなスクリーンやテレビを設置し、スポーツの試合やイベントをみんなで楽しむことです。
    特にオフィス街では、仕事帰りの人たちが立ち寄るきっかけになり、売上アップにもつながります。
    具体的なメリットを詳しく解説します。


    メリット1:集客効果が期待できる
    スポーツの試合や人気イベントがあると、「みんなで盛り上がりたい!」と思う人が増えます。家では味わえない熱気や雰囲気を求めて、普段お店に来ないお客さんも足を運ぶようになります。特に、大きな試合(W杯・オリンピック・メジャーリーグ・プロ野球の日本シリーズなど)のときは、集客効果が大きく期待できます。


    メリット2:売上がアップする
    試合やイベントを観戦するお客様は、通常よりも長く滞在するため、その分、飲み物や料理の注文が増えます。また、特別な「観戦セットメニュー」や「応援ドリンク」などを用意すれば、さらに売上を伸ばすことができます。


    メリット3:お店の知名度が上がる
    「このお店で観戦できる!」と話題になれば、新規のお客さんが増えます。特に、SNSや口コミで広がると、スポーツ好きの人たちの間でお店の認知度がアップし、リピーターを獲得しやすくなります。


    メリット4:リピーターが増える
    一緒に観戦したお客様同士が仲良くなったり、お店の雰囲気を気に入ったりすると、「また来たい!」と思う人が増えます。
    特に、定期的にパブリックビューイングを開催すれば、「試合がある日はこの店!」と決めてくれる常連客がつく可能性もあります。


    メリット5:コミュニティの場になる
    オフィス街の飲食店でも、近くに住んでいる人や同じ会社の人たちが集まることで、新しい交流が生まれます。「スポーツ好きが集まる店」として地域に根付けば、イベントがない日でも常連客が増え、お店の経営が安定しやすくなります。

    2.パブリックビューイング開催に必要な準備と設備とは?

    パブリックビューイングを開催するには、設備の準備や事前の計画が重要です。

    ①必要な設備

    • 大型スクリーンまたはテレビ
    • 映像配信設備
    • 音響設備
    • インターネット環境
    • 座席レイアウトの調整

    ②開催前に準備すべきこと

    • 放映権 著作権の確認
    • 告知 宣伝
    • 観戦メニューの作成
    • ルールの設定

    ③あると盛り上げるもの

    • 応援グッズ(お店で配布するのもアリ)
    • チームカラーの装飾(ポスターやライト)
    • お客さんとの交流を促す仕掛け(プレゼント企画など)

    3.著作権違反にならないための正しいやり方を解説

    飲食店でパブリックビューイングを開催したいとき、著作権違反にならないための正しいやり方をステップごとに解説していきます。

    Step1:放送や配信元の許可を取る
    パブリックビューイングで流す「映像・音声」は著作物です。
    営利目的で使用するには、放送局や配信サービスの許可・契約が必要です。

    【確認が必要な事】

    • 地上波・BS/CS→各放送局に商用利用の可否を確認
    • DAZN・WOWOW→飲食店向けの「商用利用プラン」に契約
    • YouTubeライブなど→配信者に直接「商用上映」の許可を取る

    Step2:音楽著作権の確認と手続き
    映像内のBGMや応援ソング、入場曲などが流れる場合、音楽にも著作権があります。
    音楽の著作権は、JASRACやNexToneといった団体が管理していることが多いです。

    【確認が必要な事】

    • 事前にJASRACやNexToneに問い合わせる
    • 必要に応じて「店舗BGM」などの包括契約を結ぶ

    Step3:イベントの営利性を見直す
    パブリックビューイングで入場料を取ったり、売上アップを目的に大々的に宣伝すると、「営利目的の上映」とみなされ、許可が必要になります。

    【確認が必要な事】

    • 無料で実施する、または放送局・配信元から営利利用の許可を取る
    • 告知で「大会名やロゴ・映像キャプチャ」を無断使用しない(著作権や商標権に関わる)

    Step4:イベント主催団体のガイドラインを確認
    FIFA・オリンピック・ラグビーW杯などは、独自のパブリックビューイングガイドラインを持っていて、「何人以上なら申請が必要」などの細かいルールがあります。

    【確認が必要な事】

    • イベント主催者の公式サイトを確認する
    • 必要ならパブリックビューイング専用の申請フォームから申込する

    4.集客・宣伝のコツ!お客さんを呼び込む方法

    4.1 SNSで事前告知+当日投稿

    SNSは拡散性が高いので積極的に利用しましょう。

    ■SNSで事前に告知するポイント
    「いつ・どこで・何を見るか」をしっかり伝えましょう。
    お客様が「行ってみようかな」と思えるように、日時・場所・試合内容・お店の魅力をしっかり書くことがポイントです。

    投稿例:
    【パブリックビューイング開催】
    〇月〇日 19:00〜
    日本代表 vs 韓国代表
    みんなで盛り上がれる夜!
    パブリックビューイング限定メニューや応援ドリンクあります!
    場所:○○(店名)
    予約優先/ユニフォームを着てくればドリンク1杯無料

    #パブリックビューイング #スポーツ観戦 #○○(地域名)グルメ #日本代表応援 #飲みながら観戦

    ■当日SNSに投稿するポイント

    • 開店前→「今から準備中!」
    • 開始直前→「あと30分でキックオフ!」
    • 試合中→「得点で盛り上がる様子」などライブ感を出す

    投稿例:

    • 「満席ありがとうございます」+画像or動画
    • 「一点入った瞬間の店内、こんな感じです!」+画像or動画
    • 「応援グッズ、盛り上がってます」+画像or動画

    4.2 イベント向け特別メニューの作成

    通常メニューの他に、イベント向けの特別メニューを用意すると売上アップにつながります。

    例えば、

    • 観戦セット:フード+ドリンクのセット
    • チームカラーに合わせたカクテルやドリンク
    • みんなでシェアできる大皿料理
    • 飲み放題プランを設けるのも効果的

    さいごに

    いかがでしたか?
    飲食店でのパブリックビューイングのメリット・開催に必要な準備と設備とは?・著作権違反にならないための正しいやり方がご理解頂けたと思います。
    パブリックビューイングは、お店の集客力を高め、売上を伸ばすチャンスになります。
    特にオフィス街なら、仕事帰りの人たちが気軽に立ち寄れる場を提供することで、リピーターも増えやすくなります。上手に活用すれば、お店の人気がアップし、繁盛店につながります。

  • ダブルブッキングはなぜ起きる!?飲食店で発生する原因と対処・防止策を解説

    ダブルブッキングはなぜ起きる!?飲食店で発生する原因と対処・防止策を解説

    飲食店の予約について「ダブルブッキングが発生してしまった!」と思いもよらぬ事態が起きてしまうことがあります。少しでも予約数を伸ばそうとしているのに、ダブルブッキングが起きてしまうと、顧客からの信頼が損ない集客減少に繋がってしまいます。
    もしもダブルブッキングが起きてしまったら、必ず原因を解明した上で顧客への対処、防止策を講じなければなりません。
    今回は、ダブルブッキングが起きる原因と、その対処・予防対策を解説していきたいと思います。
    ぜひ参考にしてみてください。

    1.ダブルブッキングのダメージ

    ダブルブッキングとは、お店の予約した日時が複数重なり合う状態のことです。
    実は、ダブルブッキングには予約数を増やすために予約キャンセルを見通しての意図的なものと、明らかに予約管理ミスによるもの2通りあります。
    ダブルブッキングは、お客様と店舗にどのようなダメージが発生してしまうのかみていきたいと思います。


    ▶顧客ダメージ

    • 断られると予約していた日が空いてしまう
    • 集いの席での幹事は立場がない、恥をかいてしまう
    • お店の期待を裏切られた

    ▶店舗ダメージ

    • 信頼を失われてしまう(数回程度の来店客は信頼が低くなる)
    • 口コミを投稿される可能性があり、その影響で客足が遠のく
    • オペレーションの管理不足、イメージダウンに繋がる

    ダブルブッキングの発生は、お客様とお店側、双方のダメージは決して小さいものではありません。お客様は気分を害し、お店は「お断りをしなければならない」「ケアをする」といった本来発生しなくてもよい業務をしなければなりません。
    ダメージを無くすには、後述しますが防止策を徹底しなければなりません。

    2.ダブルブッキングが起きる原因

    飲食店のダブルブッキングは頻繁に起きるわけではありませんが、ゼロではありません。特に繁忙期は予約が集中するので注意しなければなりません。忙しい時期にこのような事態にならないためにも、なぜ起きてしまうのか原因をみていきたいと思います。

    2.1 人的なミス

    人間が行うことはミスがあって不思議ではないと言いますが、ダブルブッキングが生じやすい状況であることも考えられます。

    • 予約電話を受けた時の記入ミス、管理者への伝え忘れ
    • 未決定(保留状態)の予定を完全予約に入れてしまい同日に集中してしまう
    • 予約状況の確認ミス(スケジュールの見落とし等)

    複数のスタッフが予約を受け付けるということは「記入ミスや漏れ」「管理者に伝えていない」といったリスクが高くなります。もしも発生したら解決策を見出すことが大切です。

    2.2 スタッフ間の共有化が不十分

    ダブルブッキングの原因は、管理者以外のスタッフ間での予約情報の共有化が不十分であることも原因のひとつです。管理者だけが予約状況を把握していても、予約を受け付けるスタッフが知らないとダブルブッキングが起きてしまう原因になります。

    お客様からの予約を受け付けたスタッフは「管理者に伝えなければならない」というお店のルールがある飲食店が多いです。その後はスタッフ全員へ情報を伝える、あるいはスタッフ全員が予約管理ノートを必ず目を通すなどの共有化を図らなくては、ダブルブッキングの発生は避けられないかもしれません。

    2.3 予約管理の複雑化

    予約の受付に複数のツールを利用している場合、ダブルブッキングの発生率が高くなってしまう可能性があります。
    ホームページからの予約、SNSによる受付、電話・対面など予約の受付経路が複数ある場合は注意が必要です。とはいえ、予約は一つのサイトに絞ってしまうと集客増加の見込みが期待薄になってしまう可能性があります。予約を受けた際には、必ずひとつにまとめたスケジュール台帳に記入、あるいはエクセル表にまとめて入力するようにしましょう。ただし、パソコンを利用する場合は、常に最新の状態にすることが重要です。情報が更新されていないと予約状況が複雑になり、ダブルブッキングが起きる可能性が高くなります。

    3.ダブルブッキングの対処法

    飲食店のダブルブッキングが発生した時に、どのような対処をしたらいいのか迷ってしまうという方も少なくありません。ここでは対処法を解説します。

    3.1 予約の優先順位

    ダブルブッキングが起きてしまった後、まず先にやるべきことは予約を断る相手を選択します。基本的には、最初に予約をされた方から埋まっていきますが、その時々の状況に応じて判断することもあります。

    • 先に予約を入れたお客様を優先する
    • 場合によって人数によって優先順位を決めることもある※例 先約した少人数の再調整は可能だが、大人数の再調整は難しいので人数の多い方を優先
    • 断った時のダメージを最小限に抑えられるお客様※例 同伴の誕生祝のサプライズを依頼された相手は出来る限り避ける

    お客様にとっては、如何なる理由であってもお店から予約の変更を申し出られたら、ドタキャンされたと思われても仕方ありません。基本的には先約した相手を優先しますが、その時の判断に任せるのもひとつの選択法です。

    3.2 電話連絡をして謝罪

    断る相手を選択したら、次に電話で連絡をします。どのように伝えれば理解してもらえるか、みていきましょう。

    • なぜキャンセルとなったのか詳しく説明し、丁重にお詫びをする
    • お客様の都合の良い日に変更が可能か聞く➡可能であれば日程の再調整
    • お客様の候補日が都合悪い場合➡代替案として日程を複数提案する
    • 双方が可能であれば、最後にもう一度お詫びを入れて再来された時のサービスに繋げる

    日程を変更していただいたお客様には、優先して予約を入れるようにしましょう。
    また、予定を変更して再来したお客様には、改めて謝罪と感謝の気持ちを伝える必要があります。ダブルブッキングの対処法は各段階に分かれていますが、再来してくれたお客様に誠意を伝えることが大切です。信頼を取り戻すような工夫をしましょう。

    3.3 次回に繋げる(アフターサービス)

    一度信頼を失うと、それを取り戻すことは容易ではありません。ネガティブな口コミは直ぐに広まり、集客に影響がでてしまいます。
    先ずは、お詫びを入れて信用を取り戻してもらうことを優先します。再度利用してもらうようにしましょう。
    また、お客様に迷惑をかけてしまったことへのお詫びとしてサービスをします。「そこまでのサービスしてくれる?」「恐縮に思う」「逆にお客様がお礼を言ってしまう」といった気持ちの変化を与えることが重要です。
    お店の信用度が高くなれば、また行きたくなるお店になります。

    4.ダブルブッキングの防止策

    ダブルブッキングが発生すると、多くの労力と時間を費やすことになります。
    このような事態が起こらないように未然に防ぐ対策を講じることが大切です。

    4.1 予約管理を絞る

    ダブルブッキングの原因でも取り上げましたが、予約の受付方法が複数ある場合には一つにまとめることをお勧めします。

    • 電話、対面による予約➡ノートやカレンダーなど複数使用すると、記入や確認漏れが生じる可能性があるため、予約台帳を1冊(またはカレンダーのみ)に絞ります。
    • 予約システムの一元化➡複数の予約サイトの使用は集客チャンネルの拡大のためによるものがほとんどです。しかし、複数あることで見落としや重複などの発生率が高くなります。

    ホットペッパーなどのポータルサイトの予約を連携することで一箇所にまとめた情報を集約し一元管理が可能になります。(この場合は、電話やメールなどの予約は廃止)

    4.2 スタッフ間の情報共有化

    予約状況を店長や管理者のみが把握しているだけでは、ダブルブッキング発生の解決にはなりません。店内で働くアルバイトやパートを含むスタッフ全員が把握しておかなければなりません。

    • ★スタッフ全員が予約受付表に目を通す
    • ★開店前のミーティングがある場合は、当日と明日ぐらいまでの予約状況を伝える

    4.3 予約システムを利用する

    ダブルブッキングを防ぐ対策のひとつとして、予約システムの導入をお勧めします。
    手書き台帳やエクセル表に入力するなどの予約管理方法もありますが、人的ミスは避けられません。ミスを防ぐためにもリアルタイムで予約状況を管理できるシステムの導入を検討してみましょう。

    • 24時間自動で予約受付:お客様は何時でも予約が可能。また、複数のプラットフォームからの予約が一元管理される
    • リアルタイムで更新:予約状況がリアルタイムに更新されるので、予約管理の複雑化が解消される
    • 業務の効率化:予約電話やWEB予約などの二重管理が省ける
    • 予約時の状況を把握:予約が満席になった時点で自動的に受付停止

    さいごに

    いかがでしたか。お客様によるドタキャンが飲食店にとって頭を悩ませていますが、予約によるダブルブッキングは同じような事態といってもいいかもしれません。サービス業はイメージが大切です。もしもダブルブッキングが発生したら、原因を解明し、その時の対処・防止策を講じることが大切です。

  • 飲食店の物件階数は集客力が違う!?路面店・空中店・地下店のメリットから集客方法まで紹介

    飲食店の物件階数は集客力が違う!?路面店・空中店・地下店のメリットから集客方法まで紹介

    飲食店を開業する際に、立地による集客マーケティングは大切です。
    立地は駅周辺や郊外、地域密着型、オフィス周辺などさまざまなタイプがあり、ターゲット層などの動きによって営業日や営業時間、定休日を決定することが多いです。それに関連して立地物件の階数選びも集客に影響することも多々あります。そのため、物件の階数にこだわる経営者も少なくありません。
    今回は、「路面店」「空中店舗(2階以上)」「地下店舗」などのメリット・デメリットから各階数による集客方法を解説していきます。
    ぜひ、参考にしてみてください。

    1.物件による階数の特徴

    飲食店の立地選びは、店舗運営をしていく上で経営に大きな影響与えます。お店のコンセプトをどこまで商圏エリアに馴染ませて活躍できるか施策を考えなければなりません。当然、出店場所が違えば客層も違います。そして、もうひとつ店舗を決定するときに大切なのが、物件の階数です。飲食店はテナントビルや雑居ビル、古民家タイプの一軒家、オフィスビルなどさまざまな場所で出店しています。路面店、地下店(半地下含む)、空中店舗(2階以上)の3つに分けられますが、それぞれの特徴があり業種や営業スタイルによってお客様の入店頻度も変わってくると言っても良いでしょう。

    〈路面店〉
    路面店は道路に面したビルなどの1階部分の店舗を指します。
    人通りが多く、人の目線が同じであるため目立ちやすい場所にあります。人の動きが早いのが特徴で、代表的な店舗がコンビニやラーメン店、牛丼店など滞在時間が短い業態が多く存在しています。ただし、人通りの少ない住宅街や大通りから1本外れた路地裏などは雰囲気にこだわった店舗展開が多くあります。

    〈地下店・半地下〉
    地面より下に位置する店舗が地下店で、天井が地面より上にあり床が地面より下に位置しているのが半地下です。駅に繋がる地下街にはファッション店や飲食店などの店舗を構え、テナントを含むビル地下にも飲食店が入店しています。防音完備に優れているためライブハウスやバーなどに人気です。
    ※半地下は地下と同じ扱いとされています。

    〈空中店舗〉
    空中店とは、路面店に立ち並ぶビルの2階以上に位置する店舗のことです。上階になればなるほど眺望がいいとされることが多いので、オリジナリティのある店舗にしたい場合には、デザイン性を引き立てやすくなります。
    なお、ショッピングモールやデパートなど商業ビルの中での出店は2階以上であっても空中店舗にあてはまりません。

    2.路面店・空中店・地下店のメリットとデメリット

    飲食店の立地選びは経営に大きく左右されますが、宣伝方法によっては物件階数にも影響を受けてしまいます。ここでは路面店、空中店、地下店のメリット・デメリットを紹介します。

    △路面店のメリット
    ①集客に期待

    路面店は道路に面しているため人通りが多いので、目に入りやすく入店しやすい。また、テイクアウト販売も行いやすくお店の味を試してもらえるので、お客様が気に入れば歳らの可能性がある。

    ②ブランドイメージを与えられる
    人の目に入りやすいことから外観・内観のコントロールができるので、お店のブランドデザインが表現できる。

    ③宣伝効果が高い
    入り口付近に店舗のショップカードやイベントなどのチラシを設置できる。


    ▽路面店のデメリット
    ①家賃が高い

    空中店や地下店に比べて家賃が高いことが多い。また、自由度の高いことから内装に手をかることが多あるので工事などのコストが高くなる。

    ②物件数が少ない
    路面店は人気があるため、エリアによっては空き物件が少ない。


    △空中店舗のメリット
    ①プライバシーの保護

    2階以上は通行人の視線を気にすることがなく、お客様のプライバシーを保護ができるので、入店しやすい。

    ②空間の演出
    通行人の目や騒音を避けられるので、落ち着いた雰囲気で空間演出ができる。

    ③コストを抑えられる
    路面店と比較して2階以上は家賃が低い。


    ▽空中店舗のデメリット
    ①視認性が低い

    路面店に比べて視認性が低いので、看板などの設置が必要。(別途看板設置料の可能性あり)

    ②エレベーターがない物件
    5階までのビルにはエレベーターが完備されていないことがあるので、お客様が避けて通る可能性がある。バリアフリー対応はできない。


    △地下店のメリット
    ①家賃が低い

    地下店の家賃は人通りが多い場所でも安いので、その分の広告・宣伝費の予算がたてやすい。

    ②遮音性や耐震性などが優れている
    一般的に地下全体が基礎となっているため、耐震性や防音性に優れた構造となっている。
    音の反響が抑えられる。

    ③オリジナリティのある演出
    隠れ家的な独自性のある空間演出に効果的なので、リピーターとなってくれる可能性が高い。


    ▽地下店のデメリット
    ①視認性が低い

    道路に面していないため通行人の目に留まる可能性が低い。

    ②湿気による悪影響
    地下は日が当たらず換気がよくないことで、カビの発生リスクが高い。

    3.各階によって異なる集客方法

    集客のためのツールはいくつかありますが、路面店舗、地下店舗、空中店舗(2階以上)は集客のための共通方法としてSNSは活用されています。
    しかし、せっかく選んだ場所での出店です。その場所でしかないできないSNS以外の集客方法を紹介したいと思います。

    3.1 路面店の集客方法

    路面店は視認性が高いのが特徴です。特に人通りが少ない住宅街、大通りから一本入った静かな道などでもお店のアピール方法によっては、関心を引くことができます。

    • デザイン性に優れた看板やデジタサイネージを活用
    • 夜の営業中はライトアップで雰囲気の演出をする
    • 分かりやすい看板メニューを設置する(特選メニューなども用意)
    • 近隣の店舗とのコラボによる集客強化

    特に初めてのお客様は、気になるお店を見つけた場合に入り口付近で入店しようか迷われている人がいらっしゃいます。その際には、店員がお声掛けして入店を促してあげることで好印象を与えます。

    3.2 空中店舗の集客方法

    ビルの2階以上の物件は人の目に留まりづらいため、お店の雰囲気が伝わりにくいです。
    ただし、回転率の高い路面店とは逆に滞在時間を長くして、サービスを重視した特別感のある空間を演出してみることでお店のアピールに繋がります。

    • 視認性が低いからこそ、レイアウトに工夫をした宣伝ボードの設置
    • 客単価を上げて高級感を演出(滞在時間の長時間化)
    • お店の個性を活かした内装やインテリア

    お客様がわざわざ2階以上のお店に足を運びたくなるには、コンセプトに合った雰囲気づくりとサービスを提供していることが大切です。

    3.3 地下店の集客方法

    地下に位置した飲食店は人目につきにくく、閉鎖的な印象を受けやすいです。しかし、これらを一新させるような独創的で隠れ家的な空間づくりができるのは地下という場所が最適な空間なのです。

    • エレベーターや階段(外階段含む)に看板を設置
    • ひとり常連客を狙ってのリラックス感を与え、会話サービスの提供
    • 店内に独自性を打ち出す

    地下店舗はバーやスナック、ライブハウスなど、ひとりでふらっと来られる空間作りをすることでリピーター獲得に繋がり、集客効果が得られます。

    4.店舗階数を選ぶ時のポイント

    飲食店の階数を選ぶ際には「ターゲット層」「出店コスト」「業態」の3つのポイントがあります。
    下記は路面店、空中店舗、地下店舗を出店する際のポイント(比較)をまとめた表です。

    各階数によって営業スタイルが異なることもりますが、経営者の個性が引き出せる場所であり、それにお客様が色づけをしてくれると言ってもいいでしょう。
    上記の表、3つのポイントを参考にしていただけたらと思います。

    さいごに

    いかがでしたか。店舗階数は経営者やスタッフの個性を引き出せる場所でもあります。
    路面店・空中店舗・地下店舗はそれぞれの特徴があり、集客方法も異なる部分があります。
    お店のコンセプトに合った階数での出店を繰り広げていくことが集客の近道でもありますね。

  • ランチは好調なのに…ディナーの売上が伸びない原因と解決策

    ランチは好調なのに…ディナーの売上が伸びない原因と解決策

    • 「ランチは満席だが、夜の売上が安定しない。」
    • 「ランチと違い、ディナーの価格設定が難しい。」
    • 「SNSや口コミの影響力がランチ中心で、夜の魅力が伝わっていない」

    このようなお悩みや疑問を抱えている飲食店経営者の声を多く聞きます。
    この記事では、ディナーの売上が伸びない原因と、売上を伸ばすための解決策、効果的なSNSマーケティング戦略を紹介していきます。
    是非、参考にして下さい。

    1.ディナーの売上が向上しない原因とは?

    ランチ営業は順調なのに、ディナーになると客足が遠のき、売上に悩む飲食店経営者は少なくありません。以下のような原因が考えられます。

    ①ターゲット層が合っていない
    ターゲット設定が適切でないと、来店して欲しい顧客層に響いていない可能性があります。例えば、サラリーマンが多いオフィス街に、ファミリー向けのメニューを提供している場合、ターゲット層と実際の客層がズレている可能性が高いです。

    ②メニューや価格設定が魅力的でない
    ランチはコスパが良いが、ディナーは「高いだけ」と思われている可能性があります。
    ランチはコスパの良さが重視されるため、セットメニューが充実しており、お得感や満足感が得られます。ディナーでランチと同じようなメニューを提供していると、割高に感じることがあります。

    ③雰囲気やサービスがディナー向けではない
    店内の雰囲気がランチと変わらないと、ディナーの価格帯に見合った価値を感じにくくなります。
    照明が明るすぎる、「BGMの選曲がランチ時と同じなど、「夜にゆっくり食事を楽しむ空間」としての魅力が薄れてしまいます。ディナーでは、仕事終わりにリラックスしたい人や、デート・記念日などの特別な時間を過ごしたい人が多いため、ランチと同じカジュアルな雰囲気だと「わざわざ夜に来る理由がない」と感じてしまうのです。

    ④競合との差別化ができていない
    提供するメニューやサービス、お店のコンセプトが競合店と大きく変わらない場合、お客様は「どこで食べでも同じ」と感じ、利便性の高い店・価格がより安い店を選びがちです。
    競合店と差別化を図るためには、お店の個性を明確にし、ターゲットに合った「ここでしか体験できない価値」を提供することが重要です。

    2.ディナータイムの売上を伸ばすための解決策

    2.1 集客を強化する(認知度アップ)

    ①SNS・クチコミサイトを活用する
    Instagramでインスタ映えする料理写真を投稿し、ストーリーズで「本日のおすすめ」や「限定メニュー」を紹介すると認知度アップに効果的です。Googleマップのクチコミを増やし、お店の評価を上げることも大切です。

    ②イベントや特別企画の実施
    「〇曜日はワイン半額」、「ペアリングコースを特別価格で提供」など、定期的なイベントを企画すると、再来店のきっかけ作りになります。リピーター獲得には効果的です。

    2.2 価格に見合った満足感を提供する

    ①ディナー限定の特別感を演出する
    ランチとは違うメニュー構成にしましょう。(例えば高級食材を使った料理やシェフおすすめメニューなど。)料理の盛り付けや提供方法を変え、特別感を演出するのも大切です。

    ②コース・セットメニューを導入する
    「おまかせコース」「ペアリング付きディナー」「ちょい飲みセット」など、注文しやすいコースメニューを増やすことで客単価が向上します。

    2.3 お店の雰囲気とサービスをディナー向けに改善する

    ①ディナー向けの空間作り
    ランチタイムとは違う、ディナー向けの空間作りを考えましょう。

    例えば、

    • 照明を少し暗めにし、温かみのある雰囲気にする
    • BGMを落ち着いた曲を選ぶ。ジャズ・クラシック・など)
    • テーブルの配置を少し広めにし、ゆったりとした空間を演出する

    ②サービスの質を向上させる
    料理の説明を丁寧に行い、お客様の要望に合わせたおすすめを提案できるようにすると、特別感を演出できます。(例:このワインには、こちらの料理が合います 等)
    また、デザートプレートやバースデーサービスを提供し、記念日需要を取り込むこともオススメです。

    2.4 リピーターを増やす工夫をする

    ①スタッフとコミュニケーションを強化する
    常連のお客様の顔を覚えてお声掛けするようにしましょう。帰り際に次回の新メニューやお得な情報などを伝えると、次回の来店を意識してもらえます。

    ②限定メニューや裏メニューを用意する
    「リピーター限定メニュー」「常連さんだけが知る裏メニュー」で特別感を演出するのもオススメです。

    ③クーポンを活用する
    LINE公式アカウントで「次回ディナー10%オフ」クーポンを配布したり、ポイントカードやスタンプカードを導入し、再来店を促しましょう。

    2.5 客単価をアップさせる工夫をする

    ①追加オーダーしやすいメニュー構成を考える
    前菜・メインだけではなく、サイドメニューやデザートメニューを充実させると追加オーダーしやすくなります。例えば、食後にぴったりの小さなデザートメニューは、追加オーダーの促進につながります。食事の満足度も高まるでしょう。

    ②ドリンクのペアリングを提案
    料理に合うワインやカクテルをおすすめすると、ドリンクのオーダーにつながります。
    その場合、「このお肉には赤ワインがぴったりです」など、具体的な提案を行うと良いでしょう。

    ③高単価メニューを強化する
    限定の高級食材を使ったメニューや2人でシェアできるボリューム感のあるメニュー 等を用意することで、客単価が上ります。スペシャル感があるメニューは、客単価を上げてもお客様の満足度は下がらないでしょう。

    3.効果的なSNSマーケティング戦略を紹介

    現在、多くの飲食店がSNSを活用して集客を行っています。
    Instagram、TikTok、LINEを活用したマーケティングが効果的です。

    3.1 Instagram~ビジュアルで魅力を伝える~

    視覚的に料理や店内の雰囲気を伝えやすいため、飲食店との相性が抜群です。
    特に「#グルメ」「#ディナー」「#デートスポット」などのハッシュタグを活用することで、ターゲット層にリーチしやすくなります。

    3.2 TikTok~短尺動画で話題を作る~

    TikTokは、短尺動画を通じて短期間で話題を作りやすく、特に10代~30代の若年層向けのマーケティングに有効です。バズることで、一気に集客につながる可能性があります。

    3.3 LINE~リピーターを増やす~

    LINEは、一度登録したユーザーにダイレクトに情報を届けられるため、リピーターを増やすのに最適なツールです。限定クーポン・季節の新メニューなどの情報を配信して再来店を促します。

    さいごに

    いかがでしたか?ディナーの売上が向上しない原因と、ディナーの売上を伸ばすための解決策、効果的なSNSマーケティング戦略を紹介しました。
    今回紹介した解決策やSNSマーケティング戦略は、すぐに実施できるものばかりです。
    自店に合うものから取り組んでいくことをオススメします。

  • 飲食店の常連客を増やすには!?獲得方法と距離の保ち方を解説

    飲食店の常連客を増やすには!?獲得方法と距離の保ち方を解説

    どんな業界でも店舗を持っているサービス業には、安定した常連客の存在は大切です。
    そんななか、特に個人店の飲食店にとっては、なくてはならない存在ではないでしょうか。
    常連客との接し方次第で売上UPの実現に期待がもてることもあります。

    今回は、常連客を獲得と増やし継続してもらうための手法と付き合い方などを解説していきたいと思います。ぜひ参考にしてみてください。

    1.飲食店にとっての常連客

    飲食店にとって常連客は欠かすことのできない存在ですが、明確な定義はなく「飲食店を含む興行場、遊戯場などに高頻度で来店するお客様」のことで、何回目から常連客になるといった定義はありません。
    週に3~4回または1回、月に1回または2か月に1回など、来店頻度が数か月以上通い続けると常連客と判断しても良いかもしれません。
    定期的な来店数の目安が5回以上であれば常連客としている店舗が多いようです。

    特に繁栄店では、常連客を増加させることで経営継続の目標のひとつとしていることが多いです。
    なぜならば、パレートの法則でもあるように「80:20」という「売上の8割は全体を構成されている2割の常連客から生み出されている」と言われているからです。
    飲食店にとっての常連客は大切な存在である分、お店側はお客様の趣味嗜好を知ることで常連客として継続してもらえる秘訣でもあります。

    2.常連客の獲得方法

    新規顧客は獲得できても2回目以降が続かないと嘆いている飲食店経営者も少なくないはずです。お客様がお店の何に興味を抱いて期待をしているのか知ることが大切ですね。
    ここでは、常連客の獲得方法と継続してもらえるための施策を解説していきたいと思います。

    2.1 スタンプカードやクーポンなどの配布

    常連客の獲得方法として挙げられるのが、クーポンやスタンプカードを活用することです。これらは集客に繋がり、次回の来店を促す役割を果たします。実際にどのような効果があるのかみてみましょう。


    〈スタンプカード〉

    • 来店頻度を上げるためリピートの促進
    • 顧客満足度の向上
    • 顧客の囲い込み効果(デジタル化にすることで来店しやすくなる)

    〈クーポン〉

    • 他店との差別化(時期による特典を配布すると更に効果的)
    • 客離れ防止や再来店の促進(スタンプカード同様デジタル化にすると効果的)
    • 割引やサービスクーポンは豊富な種類を用意することでお客様の目に留まる

    スタンプカードは紙でもらいたいというお客様もいるので、デジタルと両方用意して様子をみてみましょう。デジタル化する際にはクーポンやプレゼントの利用ができるLINE公式アカウントなどを活用してみても良いでしょう。

    2.2 イベント開催

    飲食店のイベント開催目的は、主に集客と認知拡大です。また、定期的に開催をすることで常連客を飽きさせない、そしてお店との繋がりが深くなるにつれて参加しやくなります。
    しばらく来店していないお客様に告知することで、思い出してくれて「行ってみよう」というきっかけ作りにもなります。
    イベント作りは以下の方法で行うことで店舗が好印象になり、リピート集客に繋がります。

    • ①日頃の感謝を込めて、常連客同士の関係構築としてコミュニティの場を作る
    • ②常連客の満足度アップのため、お客様の趣味嗜好に繋がるイベントを開催する
    • ③マンネリ化からの脱出で楽しさを提供
    • ④スタッフのモチベーションも向上する

    楽しかったと思わせるイベント開催は、必ず次につながります。単にイベント告知をするだけではなく、来店時の特典や興味を惹くポイントを押さえる工夫をすると良いでしょう。

    2.3 コミュニケーションの取り方が鍵

    常連として認知されているお客様のなかには、親近感や優越感を持っている人は少なくありません。しかしその一方でその認定に抵抗感を感じるお客様もいらっしゃいます。
    特別に挨拶されたりすると「行きたくなくなった」「恥ずかしい」など感じてしまうこともあり、特に一人で来店されているお客様によっては「話かけてほしくない」と思うこともあるようです。慣れ親しむことは良いのですが、常連と認定する時にはお客様の気持ちを察することも大切です。

    常連客を獲得するには、お客様とのコミュニケーションのなかで、どのような反応をするかを見極めながら会話をすることが鍵となります。

    2.4 常連客が重視するポイントを知る

    お店を選んで来店するということは、何かの決め手があるはずです。そして常連となるにもポイントがあります。
    ここでは、飲食店の常連客が重視するポイントをお伝えしましょう。

    • 料理➡常連客は味の変化に敏感です。常に落ち度のない料理に魅力を抱く
    • 価格➡料理とサービスに見合った価格であるか
    • サービス(接客)➡適切な対応であるかどうか(ワンオペ店の場合、忙しい時のお声かけなどが必要)
    • 居心地➡特に個人店などは落ち着く、客同士の距離感などが優先

    上記のようにポイントを挙げましたが、飲食店としての基本的なことです。
    お客様は個客であって、一人ひとりの感じ方が異なります。それぞれのお客様の好みや満足度を把握しておくことで、心地よくなり常連となっていくことになります。

    3.常連客の付き合い方

    定期的にお店にお客様が来店してくれることは、お店にとってはありがたいものです。
    しかしながら、店舗側では常連客の来店が途切れないように、過剰に接近してしまいがちです。前述したように常連客の感じ方は一人ひとり違い、親しみ過ぎると悪影響を与えてしまうこともあります。
    ここでは、常連客とどの程度の距離を保っていけばいいのか解説します。

    • プライバシーの尊重:無理に話しかけたり、プライベートなことを過剰に聞かないことです。
    • 常連客の要求を察する:お客様は自分のペースで飲食をして会話を楽しみたいと思っている人が少なくありません。親しみを押し付けるような干渉は避けるようにしましょう。
    • 来店の感謝を表す:特別感を与えるということは常連客に対する敬意の表れでもあります。
    • 過剰な親切:新規顧客や他のお客様が疎外感を与えるような常連客に対して過剰な親切をしないように注意しましょう。

    常連客との距離は「適度な親しみと特別感を表す」「プライバシーの尊重」のバランスを保つことが大切です。他のお客様も常連客と同じように大切なお客様です。過剰な特別扱いは避けて自然に振舞うことができれば心地よい距離感が生まれます。

    4.常連客離れの回避

    常連客の獲得をするための施策を実行し、増やす効果を得た後でも次なる対策を考えなければなりません。常連客離れの防止対策の検討です。常連客が一時期増えたけど、最近は減少傾向だと嘆いている経営者もいらっしゃいます。
    客離れの主な原因は下記のような要素がみられます。

    ①お客様による都合
    「引っ越しなどで通いづらくなった」「経済的問題」「好みの変化」など、あらゆる理由が挙げられます。

    ②料理やサービスの質が変わった
    店舗側で気が付かなくてもお客様は敏感です。今一度、料理の味や量、サービスの在り方など状況確認をした上で改善策を考えましょう。

    ③内装や客層が変わった
    数年前より店舗全体に居心地の良さを感じて通い続けていたのに、近頃お店の雰囲気が変わったことで違和感を抱き来店されなくなるお客様もいらっしゃいます。

    ④価格が上がった
    告知無しで価格が上がっていることで、次回の来店が無くなったというケースがあります。


    「お店に来なくなった」「来店頻度が減った」などの理由には、店舗側で改善して解決できるものとできないものがあります。
    先ずは常連客が減った原因を把握した上で、改善できるものを優先して改善対策の実行をお勧めします。

    さいごに

    いかがでしたか。常連客は飲食店にとって売上UPを維持させてくれる非常にありがたい存在です。適切な獲得方法をすることで常連客は増えていきますが、末永く来店してもらうためには両者(お店側とお客様)の良好な関係を築いていかなければなりません。そのためには一定の距離感を保つことも念頭に入れ、お付き合いしてみてはいかがでしょうか。