ハッピーアワーで集客・売上アップに繋がるのか・・・徹底検証!

近年、ハッピーアワーを導入している飲食店が多くなりましたが、どのような効果があるのかと思われている飲食店経営者の方が多いのではないでしょうか。アルコールを割引料金で提供しているハッピーアワーを導入するメリットとはどこにあるのでしょうか。
この記事では、ハッピーアワーで得られるメリットやデメリットを中心に集客アップのためのアイデアなどを解説していきます。ぜひ参考にしてみてください。

1.ハッピーアワーとは

ハッピーアワーとは、レストランやバー、パブなどの飲食店が酒類の割引などを行うサービスタイムのことで、一般的には月曜から金曜までの夕方16時~19時頃まで実施されていることが多くあります。ただし、飲食店の業態によっては土日・祝を含むケースもあり、深夜営業をメインとしているクラブなどでは午前0時までの時間帯にハッピーアワーを設けている場合があります。いずれにしても営業しているお店が混雑するまでの時間帯がサービスタイムになるということになります。
また、国によってハッピーアワーの内容が違い、一部のヨーロッパ諸国ではアルコールの価格が規制しているため、割引は禁止されています。よって、割引をしない代わりにアルコールを倍の量で提供したりします。イタリアではドリンクの価格割引がない代わりに無料でのおつまみを提供しています。仕事が終わって職場の同僚と軽く一杯というパターンはどの国も同じなので、ハッピーアワーを実施しているエリアもオフィス街が多く見られます。

2.割引してもハッピーアワーを導入する理由とは?

そもそもアルコールを割引または半額以下で提供したら、ハッピーアワーの時間帯だけしか来店してもらえず儲からないのでは?と、不安に思われるかもしれません。

通常は平日の夕方16時からの3時間という時間は来店しにくい時間帯です。夕方からの暇な時間帯でもお店を開けていれば光熱費はかかり、スタッフの人件費も発生します。ハッピーアワーを導入することで、お客様が来店してもらえれば人件費や光熱費の両方をカバーできるだけの売上高に達成する可能性があります。また、宣伝をしていれば新規来店客にも期待が持てます。
最近では働き方改革によって退社時間が早くなったビジネスマンなどの新たな客層の獲得にも繋がっています。退社が早くなって、「いつもの店に行こう」というビジネスマンが多くなり来客頻度も高くなりました。ハッピーアワーを導入する理由は、集客・売上に繋げるためだと言っても良いでしょう。

3.ハッピーアワー導入によるメリット・デメリット

割引価格で提供するハッピーアワーを導入するメリット・デメリットはどこにあるのかまとめてみました。

<ハッピーアワーのメリット>

●ハッピーアワータイムの終了後も継続利用してくれる
ハッピーアワーはディナー営業が始まる前の混雑を避けた空き時間を有効的に活用したサービスタイムです。通常のアルコールの価格から割引をすることでお客様は「お得感」を感じ注文が増え、ハッピーアワーの時間が過ぎてもそのまま利用してくれることが多くなります。ハッピーアワーが終わっても継続して利用してもらえれば売上に繋がります。

● 集客・リピーター率が上がる
飲食店の混雑状況を避けた時間帯にお客様を呼び込むことにより、入店客が増えて集客率がアップします。また、入店客がお店に好印象を抱けば何度も足を運ぶようになります。常連客になってもらえる可能性が大いにあります。

● 宣伝の効果
ランチタイムはディナータイムに誘導するために営業していることが多いです。もともとランチの来店客はオフィス付近で利用される方が多いので、ハッピーアワーの宣伝をすることで仕事帰りの夕方に再び来店してもらえる可能性が高くなります。
また、夕方の早い時間から賑わっているお店の宣伝にも繋がります。賑わっているお店を通行人が目に留まり、興味を持ち入店しやすくなります。宣伝は店舗の認知度アップに繋がります。

<ハッピーアワーの デメリット>

ハッピーアワーのメリットを幾つかあげましたが、デメリットも発生します。

●正規料金での注文が減る
ハッピーアワーを利用して割引価格でお酒を飲むと、正規料金の時間帯での利用が減少する場合があります。前述したサービスタイム後も利用継続してくれるメリットもあると解説しましたが、ハッピーアワー終了後にお客様が帰ってしまう可能性があります。

●利益増の確保が難しい
アルコールの割引は入店客も増えて集客率は上がりますが、客単価が下がってしまい利益の期待はあまりできません。稀ですが、大人数(団体客)での来店があった場合、通常料金より利益獲得は減少します。

たくさんのメリットがある反面リスクも存在するということを把握し、様々なサービスや特典などを案内し、来店を促すような施策を打ち出すことが大切です。

4.ハッピーアワーの集客アイデア

4.1 宣伝が大切

ハッピーアワーの宣伝は人目がつくお店の入り口付近に看板やのぼりを置くことで、お店を探している人はもちろん、そうでない人にも目に留まりやすくなります。人目が付く場所で宣伝しておくだけでも十分効果はあります。ただし、看板は歩行の邪魔にならないようにできるだけ通行人の目線に合った場所に設置することを意識しましょう。また、チラシやポスター、グルメサイトのページなども効果的です。ホームページやLine、FacebookなどのSNSを上手に利用してハッピーアワーの情報を拡散するのも良いでしょう。出来れば看板・チラシやホームページといった複数の宣伝を組み合わせることで集客アップに繋がります。

4.2 限定メニューで付加価値をつける

ハッピーアワーは設定している時間帯でしか飲めないアルコールの半額や割引、一杯目無料といったサービスですが、「店主おすすめ料理」または「おすすめの厳選日本酒」などを限定メニューとして提供することも取り入れてみましょう。おすすめの料理・お酒が目当てで来店する仕組みを作ることも大切です。その代わりに割引対象のアルコールのサービスなどは設けず、ハッピーアワーの時間帯だけに提供する限定メニューにします。毎日同じ内容での実施ではなく、曜日や月毎でメニューを変えることでお客様に変化を楽しんでもらえるような仕組みを作ります。ハッピーアワーに限定メニューで付加価値を与えることで集客に繋がります。

4-3 価格設定の見直し

ハッピーアワーの価格設定は重要なポイントです。アルコールを一律50%offで提供してしまうと、酒類の原価が違う場合が多いので注意しなければなりません。例えば原価200円のビールと100円のハイボールが通常価格500円として、両方ともハッピーアワー半額の250円で提供するとビール50円、ハイボール150円の利益になります。全てのドリンクを半額や割引にするより、一杯目のビールを無料にするとかビールとハイボールなどの価格に差をつけるといった価格設定をすることが重要です。

さいごに

いかがでしたでしょうか。今回はハッピーアワー導入によるメリット・デメリットから集客のためのアイデアまで解説しました。多くの飲食店が同じ目的でハッピーアワーを導入しています。ハッピーアワーはお店独自のサービス提供と集客を得るために活用すると、とても有効的な戦略になります。戦略が成功すれば必然的に売り上げも上がります。是非、お店に合ったハッピーアワーのサービス方法を見つけて導入してみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人

広田 淳