初心者でもわかるクラウドファンディングのやり方と成功のコツを解説

クラウドファンディングを上手く活用して、資金を調達する方法が今注目されています。クラウドファンディングという言葉は聞いたことがあるけど、どういうものかイマイチよくわからないという方も多いのではないでしょうか。

  • 「クラウドファンディングとは!?」
  • 「クラウドファンディングを運営するサイトが多数あってどこがいいかわからない」
  • 「クラウドファンディングのやり方を知りたい」


このようなお悩みを抱えている美容サロン経営者が多いと思います。
この記事では、クラウドディングの種類や始め方の手順、成功するコツなどを解説します。是非ご参考にしてください。

1.クラウドファンディングとは?

クラウドファンディングとは、群衆(クラウド)と資金調達(ファンディング)という言葉を組み合わせた造語です。個人・法人にかかわらず、インターネットを通じて不特定多数の人に資金提供を呼びかけ、趣旨に賛同した人から資金を集める仕組みです。近年、インターネットの浸透や、ネット決済が普及したことから、ますます注目を集めるようになりました。クラウドファンディングは、大きく分けて6つのタイプに分類されます。

1.1 購入型

資金支援者はお金を支援し、そのリターンとして、商品やグッズ、サービス等を受けることができるのが、大きな特徴です。クラウドファンディングのプロジェクトでしか手に入らない特別な商品やグッズ、サービスを先行割引価格で購入することもできます。購入型の目的は寄付や投資ではなく、あくまでも支援することが目的で行われています。

1.2 寄付型

寄付を行いたい人が、クラウドファンディングを運営している事業者を通じて、プロジェクトに金銭の寄付を行います。基本的には、商品やサービスなどのリターンではなく、募金活動と同じ意味合いと考えるとわかりやすいかもしれません。

1.3 投資型

「ファンド型」と「株式型」の2種類があります。ファンド型は、個人ではなく、企業がおこなう資金調達の1つで、個人投資家へ未公開株を提供する代わりに資金を募る仕組みです。株式型は、ファンド型と同じく企業がおこなう資金調達の1つで、特定の事業に対して個人投資家から資金を募る仕組みです。

1.4 融資型

インターネットを経由して資金調達を行いたい企業と、資産運用をしたい個人とをマッチングさせ資金調達を行います。

1.5 ふるさと納税型

自治体がプロジェクトの実行者として、共感した人からふるさと納税によって寄付を募る仕組みです。資金支援者は、お金を支援し、そのリターンとして、商品やグッズ、サービス等を受けるとう流れは、購入型と同様ですが、ふるさと納税の仕組みを使うことで、寄付金の控除を受けられるのが特徴です。

2.クラウドファンディング 準備から開始までの手順を解説

クラウドファンディングは事前の準備で成功が決まると言っても過言ではありません。勝負はプロジェクトをスタートして5日間で決まる、「5日間」が成功の鍵なのです。事前に準備してからプロジェクトをスタートさせることが大切です。今回は、購入型クラウドファンディングの始め方の手順とポイントを解説します。

Step1:プロジェクトの内容を決める
プロジェクトで何をしたいのか、具体的な内容を決めていきます。クラウドファンディングを利用して、やりたい事業、夢、アイディアを考えましょう。具体化するのが難しい、イメージがわかないという方は、過去に成功したプロジェクト事例などを参考にしてみて下さい。

Step2:目標を設定する
プロジェクトを達成するための目標設定をします。以下、2つは必ず考える必要がある重要なポイントです。
ポイント1:リターン設定は重要!
リターンは、プロジェクトの内容に合ったものに設定するのが基本です。リターンに魅力を感じて出資を行う支援者も少なくありません。魅力的なリターンは、成功の第一歩に繋がりますので、よく考えて設定しましょう。例えば、数量限定の商品やサービス、プロジェクトでしか手に入らない特別な商品やサービスを先行割引価格で購入できるなど、希少価値が高く特別感のあるリターンは魅力的といえるでしょう。また、リターンの数が複数あると、様々な層の支援者に対応することができるので、幅広く検討することをおすすめします。
ポイント2:目標金額を設定する
クラウドファンディングの多くは、プロジェクトに支援者が出資しても目標金額に達しなかった場合は、支援金を受け取ることができません。目標金額の決め方は、プロジェクトに必要な最低限の金額+手数料+リターン原価を目標額に設定しましょう。

Step3:利用するクラウドファンディング運営サイトを決める
クラウドファンディング運営サイトを選定します。初心者であれば、大手の運営サイトをおすすめします。
以下、「3.クラウドファンディング大手3運営サイトを紹介」を参照し、比較検討して下さい。

Step4:プロジェクトを申請する
クラウドファンディング運営サイトが決まったら、運営サイトへプロジェクトを申請します。
申請は、以下の項目内容を登録していきます。

  • タイトル
  • カテゴリー
  • 目標金額
  • プロジェクトの内容
  • 掲載する画像、動画
  • リターン
  • 連絡/問合せ先

特に重要になるのが、メインで掲載する画像、動画と、プロジェクトの内容を伝える文章です。支援者に「自分もそう思う」「支援したい」と共感してもらえるような熱意の伝わる文章を作成しましょう。

Step5:宣伝をする
クラウドファンディングには、数多くのプロジェクトが掲載されています。自身のプロジェクトが埋もれてしまわないように、まずはプロジェクトの存在を知ってもらうことが大切です。SNSなどを活用して積極的に宣伝し、たくさんの人にプロジェクトの存在を認知してもらえるよう工夫しましょう。プロジェクトがスタートしたらマメに経過報告をし、プロジェクトが進んでいることを伝えましょう。「あと〇〇〇円で目標金額達成!」「ご協力ありがとうございます!」など、プロジェクトに出資している支援者同士の連帯感にも繋がり、口コミなどで情報が拡散できる可能性が期待できます。

3.クラウドファンディング大手3運営サイトを紹介

3.1 Makuake(マクアケ)

【マクアケHPサイト】

運営会社:株式会社マクアケ(株式会社サイバーエージェントグループ)

特 徴:Amebaなど、メディア掲載数が5,000件以上もあり、幅広い層に対して自分のプロジェクトをアピールできる可能性が高いです。また、Makuakeでは1つのプロジェクトに対し1人の担当者がつくのでクラウドファンディング初心者の人でも安心です。

手数料:20%(決済手数料5%含む)

3.2 Ready for(レディフォー)

【Ready for(レディフォー)HPサイト】

運営会社:株式会社READYFOR

特 徴:日本で初めてのクラウドファンディングサービスです。社会貢献型のプロジェクトが多く、NPO法人や地方自治体も多く活用しています。プランが2つあり、自分に適したプランを選ぶことができるのも特徴の1つです。

手数料
■シンプルプラン12%(決済手数料5%含む)
シンプルプランの特徴は手数料の安さです。クラウドファンディング経験者の方におすすめです。
■フルサポートプラン17%(決済手数料5%含む)
フルサポートプランの一番の特徴は担当のキュレーター(担当者)が付いてサポートしてくれるところです。担当キュレーターがクラウドファンディングの企画やリターンの内容などサポートをしてくれるので、初めてクラウドファンディングを始めようという方でも安心して企画を実施できます。

3.3 CAMPFIRE(キャンプファイヤー)

【CAMPFIRE(キャンプファイヤー)HPサイト】

運営会社:株式会社CAMPFIRE

特 徴:日本最大級のクラウドファンディングです。クラウドファンディング初心者に向けてWEB無料診断も行っており、プロジェクトを立ち上げる前に入念に計画を立てることができます。

手数料:17%(決済手数料5%含む)

さいごに

いかがでしたか?
今回は、初心者でもわかるクラウドファンディングの始め方について解説しました。クラウドファンディングで資金調達を計画している方は、事前準備をしっかりと行い、支援者の興味を持つようなプロジェクトを立ち上げることが大切です。

この記事を書いた人

BrancPort税理士法人