よくある従業員のトラブルとは?飲食店での不正防止対策は必須です!

「信用していた従業員の不正に気付いたが、どう対応すればいい?」
「従業員の不正を未然に防ぐため、経営者はどのような対策をしているのか。」
「レジ内の誤差がたまにあるが、仕方がない?」

このような従業員に関するトラブルに頭を悩ませている飲食店の経営者や店長も多いのではないでしょうか。また、「そんなことは、うちの店には関係ないよ。従業員との信頼関係は築けている!」、と思っている飲食店の経営者や店長も多いかと思います。

実際に、従業員による不正は日常的にかなり起こっています。弊社代表の広田も独立前の勤務していた期間で2社ほど経験しました。1社は税務調査、もう1社は経理責任者が代わったことにより発覚しました。信用していた従業員に裏切られることはとても辛くて悲しいことです。そのためにも、不正を未然に防ぐ予防方法を事前に把握し、対策しておくことが大切です。この記事では、実際に起こった不正事例や予防策を紹介していきます。ご参考にしてみてください。

1.飲食店でよくある従業員の不正事例3つ紹介!

実際にどのような従業員の不正があるのか、よくある不正事例3つを紹介します。

事例1:売上金の抜き取り
売上伝票を捨てて、その分の売上金をポケットに入れる行為です。売上伝票が通し番号になっていない場合、後で調べることができません。小さな額を少しずつ、日にちをわけてといった方法で、ポケットに入れてしまえば、気づくことは難しいでしょう。

事例2:食材を勝手に食べる
経営者など責任者が不在時にお店の料理や食材を勝手に食べたり、無断で残った料理や食材を持ち帰る行為です。実際に、従業員がわざと破棄になるように多めに発注するという悪質な実例もあり、材料の仕込みや発注などを知らぬ間に狂わされている場合もあります。

事例3:仕入れ業者との癒着
従業員が仕入れ業者と組んで、レジ現金からの支払いをわざと多くして、分ける行為です。「信じられない」という飲食店経営者もいらっしゃいますが、実際にはよく聞かれる従業員の不正事例の1つです。

2.従業員の不正を未然に防ぐ予防対策を徹底解説!

従業員の不正に対応するには、精神的、肉体的にもかなりの労力を使い、多く時間と費用が必要となります。お店側は、従業員に不正をさせない、疑う必要をなくすためにも事前に不正行為を防ぐ対策が必要です。ここからは従業員の不正を未然に防ぐ効果的な予防策を解説していきます。

2.1 採用時に契約書にサインしてもらう

従業員を採用時にきちんと就業規則の内容を説明し、確認してもらいましょう。就業規則はもちろん、不正に関する内容も契約書に入れて、サインをしてもらいましょう。不正した時の罰則など厳しいルールを伝えておくことで、抑制効果につながります。

2.2 iPad POSレジやPOSレジシステムを利用する

現金の取り扱いに関わる不正を防止するのに絶大に効果的な方法です。また、その他の業務に関わるメリットも多く、会計ミスや、人件費の削減にもつながります。1日の売上金の計算も、レジとの連携が可能な釣銭機なら自動で行うことができ、不正防止のみならず業務効率の向上にもつながります。
詳しくは、「飲食店向シフト管理システム導入のメリットや費用・特徴を徹底比較」ご参照下さい。

もし、POSレジシステムの導入が難しい場合は、以下のような防止対策があります。
・時間帯ごとにレジ担当を決め、担当が代わるときにレジ締めを行う
できれば、経営者か店長など責任者が担当する
・ダブルチェック、抜き打ちチェックなどを行う
レジ業務をアルバイトやパートに任せる場合は、タブルチェックや抜き打ちチェックを経営者が行
い、常にレジ内を把握できている状況を作るようにする
・通し番号の伝票を使用する
レジでの不正を防ぐ場合、すぐに確認できるように伝票に通し番号をつけておくと便利

2.3 防犯カメラを設置する

防犯カメラは、レジ周辺だけでなく、厨房や倉庫内に設置して置くことで、勝手な飲食や食材の持ち出しを防ぐこともできます。カメラを設置するだけでも抑制効果につながります。
また、従業員の不正防止だけでなく、万が一、店舗が何らかのトラブル被害に合った時の証拠としても利用できます。

2.4 放任主義にしない

経営者は従業員に管理を任せてしまえば楽できますが、万一、不正があった場合、大変なことになります。不正に気づいた時にはすでに遅く、閉店に追い込まれてしまったというケースもあります。特に勤続年数が長い信頼できる従業員に任せたきりになってしまっている状況は要注意です。経営管理においては「信頼しても放任しない」が鉄則です。

さいごに

いかがでしたか?
「そこまで不正防止対策する必要はある?」と感じる方もいらっしゃるかと思います。しかし、従業員の不正に気づき、少しくらいならいいかなと見逃してしまったり、予防対策しておかないと、飲食店が閉店に追い込まれる可能性もあります。経営者は、お店も従業員も守るという意味で、防止対策に取り組む必要があります。お店のルールを明確にしてお互いが守ることよって「リスク管理」ができ、従業員に安心して働ける環境を作りましょう。
従業員を信用して大切にするからこそ、”備え”は必要だと思います。
これらの対策も含めて、一度お店でのルールを見直してみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人

hirotax.jp