ペットサロンで物販を取り入れたい!集客に効果的な物販方法を徹底解説!

近年、自宅での癒しを求めペットを飼われている人が増加しています。ペットブームによりトリミングサロンやペットサロンなども増えているため、競合店が多く存在していますが、集客・売上を伸ばすための経営戦略を策定している経営者がいらっしゃいます。そんな中、ペットサロンでの物販は集客に繋げられ、売上向上も目指せる方法のひとつです。

今回は、ペットサロンなどで取り入れる物販の効果、差別化を図れる方法などを解説していきます。
ぜひ参考にしてみてください。

1.サロンで売れるペットアイテムとは?

ペットサロンでの物販は、大手デパートやペット用品専門店と比較してグッズなどを置くスペースが狭く商品の数も少ない店舗がほとんどです。そのうえ、商品の購入目的というより施術などの技術やサービスを求めて来店されるお客様が多いため、物販で売上を伸ばすことは難しいと思われている経営者も少なくありません。
しかし、実はサロンで物販を取り入れるということはお客様とのコミュニケーション戦略とも言われるほど重要なポイントとなります。会話によってお客様の声を聞けるということは、人気アイテムやニーズに応じた商品を揃える参考になるからです。では、ペットサロンの物販商品とはどんなものがあるのかみていきましょう。


サロンで売れると予想される商品は下記の通りです。

  • ペット用キャリー、ケージ、リード
  • トリミング用品(ペット用のくし、シャンプーなど)
  • ペットフード、自動給水器(オーガニック系など他店ではあまりない商品)
  • ペットをモチーフにしたグッズ(アクセサリーやおもちゃ、ペット用衣服など)

以上のような商品が物販で多く見られています。その中でオーナーのこだわりの商品をいくつか設置するだけでお客様の目に留まり、売上に繋がる可能性が高くなります。
例えば「ペットフードは人間も食べられる」など。当サロンならではの飼い主様の要望を聞いたうえで、印象に残る商品をお勧めして差し上げるのも良いでしょう。

2.集客に効果的な物販方法

物販を取り入れて売上を期待するには、商品を並べているだけでは難しいです。
トリミングサロンやペットサロンは技術・サービスに対して対価である金銭をお客様からいただいています。その一方でモノを売って金銭をもらう「物販」を始めるということは、商品の売り方を考えなければなりません。物販の戦略計画を立てることが大切です。

2.1 先ずは少量だけ仕入れて様子をみる

ペットサロンやトリミングサロンで物販を始める際、どれぐらいの量を仕入れれば在庫によるリスクを抑えられるだろうと思われている経営者が多くいらっしゃいます。


★仕入れから売り方についてのポイント

  • 先ずは最初から大量に仕入れるのではなく、ニーズのありそうな商品をサロンに置いて少しずつ増やしていくと良いです。
  • 商品の設置場所は、最初から物販スペースを設けるよりレジ周りなどお客様が目に入る場所に置くことで、会話しやすくお勧めすることができます。
  • 商品は低価格のものから始めて「興味をもっている」「購入してくれる」など様子をみながら徐々に高額価格なものを選定して幅を広げてみましょう。
  • 仕入れ宣伝として「○○が入荷した」などの簡単なPOP(宣伝)などを店内に置いておくと、お客様に伝わりやすいので試してみましょう。

2.2 ペットの悩みに応じたアイテム

ペットの悩みを抱えているという飼い主様は多くいらっしゃいます。
ここでは、飼い主様がどのような悩みで、どのような解消グッズを求めているのかみていきます。


〈ペットの悩みに対してのグッズ調査〉

引用元:「ゼネラルリサーチ調査 株式会社FPC」

ペットの悩みの多くは健康問題や抜け毛です。解消グッズの例として健康問題であれば「水飲みをボウルだと飲み過ぎることもあるので給水器、抜け毛対策としては「ペット用(除毛ブラシ)・ワンプッシュグルーミングブラシなどを物販に取り入れると良いでしょう。ペットの悩みを解消できる商品があるお店として安心できる存在になります。

2.3 飼い主様が重視するアイテム

ペット用グッズを購入する際に、お客様は何を重視しているのでしょうか。
お客様が商品を選ぶ時、以下のようなことが決め手となることが多いようです。

  • ▼価格・・・価格を重視している方は手軽なグッズを多く求めている
  • ▼安全性や安心・・・安定した自動給水器や自動給餌器、安心性の高いペットフード
  • ▼機能性、耐久性・・・ペットが夏冬でも快適に過ごせるための洋服

ペット用グッズを購入する際、上記のようなことを重視しで選ぶことが多いです。
また、コストパフォーマンスの良い商品を第一に考えて購入されているのも物販の商品決め手の一つになるようです。

3.ワークショップが集客に繋がる

物販ビジネスの種類は多くありますが、以下を紹介しましょう。

  • 飼い主様同士が集まる場としてワークショップを行う
  • SNSを活用して商品のアプローチ

それぞれ集客方法は多少異なりますが、ここではコミュニケーションという力を借りて集客に繋げることを解説します。

ペットを飼っている方同士のコミュニケーションの場として、ワークショップを開催することも集客戦略のひとつです。ペットを介して人と人との交流の輪を広げることです。
ワークショップを数か月に1~2回開催することで人の輪が広がり集客にも効果的です。


▼どんな効果?

  • ワークショップは交流の場として日頃感じているペットの悩みなどをたくさん聞くことができ、それに応じた商品を提案できる。
  • お客様が必要としている商品を聞けることで、仕入れ時の検討案になる
  • ペットサロンに直接来店することで物販商品を手に取って見ることができるので、提案しやすくなる

ワークショップの開催情報はSNSを活用すると良いです。Instagram(インスタグラム)や X(エックス:旧ツィッター)、Facebook(フェイスブック)などありますが、先ずはこの3つを活用すると良いです。その他チラシやハガキ(DM)なども、モノとして残るので「目に留まりやすい」、「残しておける」などの理由から効果的です。

さいごに

いかがでしたか。近年ペットブームにより、愛犬や愛猫のために洋服・グッズを求めている人が増えています。また、インスタグラムやTikTokを活用し、ペット動画を配信されている飼い主様も多く見られます。そのためSNSにアクセス数を増やすためペット用品を購入される方も増加しています。
物販ビジネスは、売上向上の成功への道も今後開けていくこととなるでしょう。

この記事を書いた人

BrancPort税理士法人