- 「配膳ロボットを導入して人件費を減らしたい」
- 「実際に配膳ロボットってどれくらい役に立つ?」
- 「導入してもきちんと運用できるだろうか?」
このようなお悩みや疑問を抱えている飲食店経営者、将来飲食店の開業を検討している方の声を多く聞きます。
この記事では、飲食店における配膳ロボットとは?配膳ロボットを導入するメリットデメリット、効果的に活用できる店舗の特徴を詳しく解説していきます。是非、参考にして下さい。
もくじ
1.飲食店における配膳ロボットとは?
配膳ロボットとは、料理配膳用に開発されたロボットです。
厨房から客席まで料理を運んだり、食べ終わった食器を下げたりする機能が付いています。
日本では、コロナの流行以降に、人と人との接触を回避できるという理由で急速に普及しました。
ファミリーレストランや大型チェーン店で見かけたことや実際にロボットから料理を配膳してもらったことがあるのではないでしょうか。
配膳ロボットの導入は、今後もますます注目されることが予測されます。
では、実際、配膳ロボットはどんなことができるのか?
主な役割は次の通りです。
- 店内の導線を考慮しロボットの行動設定することができる。
- 指定したテーブルまで正確に料理を運ぶことができる。
- 3~5段のトレイを使い、一度に複数の料理を運搬できる。
- 人や障害物を避ける安全設計機能が搭載されたおり、人や落ちているものにぶつからずに移動できる。
- 音声機能を搭載しており、「お待たせしました。料理が到着しました。」と音声で案内することができる。
- 料理を運搬中、音楽や言葉を発しながら動くので、周囲への安全を配慮して移動できる。
2.配膳ロボットを導入するメリット
2.1 スタッフの負担軽減
料理の配膳や食べ終わった食器を下げる業務をロボットに任せることができるので、スタッフは接客やその他の重要な業務に集中できるようになります。
熱くて重い料理を運ぶ労力や頻繁な移動を軽減することができ、年配スタッフや女性スタッフが働きやすい職場環境がつくれるでしょう。
少ない人数のスタッフでもサービスを提供できれば、人手不足解消にも繋がります。
2.2 業務効率の向上
配線ロボットは一定の速度で正確に作業を行うため、スタッフよりも効率的に大容量の料理を運ぶことができます。
繁忙時間でも迅速に対応でき、注文から料理提供までの時間を短縮できます。
2.3 感染症対策
配膳ロボットは感染症対策の観点からも注目を集めています。
人と人との接触を減らすことで、感染症のリスクを低減することができます。
非接触配膳の役割は、今後ますます重要になるでしょう。
衛生面と安全性を確保することができます。
2.4 お客様満足度の向上
最新技術のロボット導入により、お客様に新しい体験を提供でき、話題性も高まります。
サービスのスピードアップにより、待ち時間が少なくなり、お客様満足度の向上につながるでしょう。
3.配膳ロボットを導入するデメリット
3.1 高額な初期投資が必要
配膳ロボットを導入には、高額な初期投資が必要です。
小規模な飲食店にとっては負担となることがあります。
配膳ロボットを購入する場合は、約100万~300万円/台程度です。
月額でレンタルする場合は、約10万円/月程度です。
3.2 ロボットに抵抗感を示すお客様もいる
お客様の中には、ロボットによるサービスに抵抗を感じることがあります。
配膳ロボットの接客に抵抗を感じる理由として、
- なんとなく味気ない気がするから
- 比較的高いお金を払っているから
- 人と人とのコミュニケーションが減るから
- 質問などへの対応が難しいと感じるから
- 人からサービスを受けたいから
4.配膳ロボットを効果的に活用できる店舗とは?
配膳ロボットを効果的に活用できる店舗とはどのような条件があるのか、具体的に解説していきます。
以下の項目に全て当てはまるようであれば、配膳ロボット導入による効果を十分に期待することができるでしょう。また、全て当てはまらなくても複数該当するようであれば、検討する価値があります。
- 店舗内に段差や傾斜がない
- 最小通路幅が70cm以上ある
- Wi-Fiの設備がある
- 団体客の利用が多い
- テーブルあたりの配膳回数が多い
- 朝昼夜の通し営業で中休みがない
さいごに
いかがでしたか?
飲食店における配膳ロボットとは?、導入するメリットデメリット、効果的に活用できる店舗を解説しました。
料理の配膳・下げ膳など機械的な業務をロボットに任せることでスタッフの業務負担が軽減され、ロボットにはできない業務に集中してあてることが可能になりました。
混雑時にも配膳時間を短縮し、業務効率の向上が実現できるでしょう。
この記事を参考に、配膳ロボットの導入を検討していただけると幸いです。
飲食店経営で相談できる税理士が身近にいない場合、一度、BrancPort税理士法人にご相談ください。