歯科医院でSNSアカウントは必要?メリットデメリット/注意点を解説

  • 「歯科医院でSNSを運用して集客できるのか」
  • 「歯科医院でどのような情報を発信すればいいのかわからない」
  • 「歯科医院でSNSの活用って必要?」

このようなお悩みや疑問を抱えていませんか?
今回は、歯科医院でSNS公式アカウントを活用のメリット・デメリット、効果を上げる運用の秘訣等を解説していきます。是非参考にしてみてください。

1.歯科医院でSNSの活用は必要?

「歯科医院でSNSの活用は必要?」と疑問に思っている方が多いと思います。
近年では、SNSを運用している歯科医院が増えています。お客様は歯科医院を探す時にGoogleやYahoo!などの検索サイトを利用している方が多数でしたが、現在では検索するツールが変化しています。
これはSNSを利用している世代が増えているため、「検索サイト」と「SNS」を併用して情報収集している方が多くなりました。まずはSNSで検索して、目に留まる歯科医院を見つけたら、検索サイトで詳細(自社ホームページ)を閲覧するという検索の流れです。
自社ホームページ同様にSNS公式アカウントを持っているのが当たり前の時代になりつつあります。公式ホームページを運用することはもちろんですが、併せて公式SNSも運用することが集客拡大において効果的といえるでしょう。

2.歯科医院でSNS活用のメリット

2.1 無料で利用できる

ほとんどのSNS(Instagram、Twitter、LINE、TiKTok、Facebook)は、初期費用・月額費用を無料で利用することができます。それらはマーケティングに便利な機能が豊富に揃っており、ほとんどの機能を無料で利用することができます。広告宣伝に費用をかけたくないという方は、試しに始めてみることをおすすめします。

2.2 リアルタイムに情報を発信できる

お知らせしたい情報をリアルタイムで発信することができます。例えば、予防接種のお知らせ・突然の休診のお知らせ・診療時間のお知らせ・混雑状況 等、スタッフが時間と手間をかけずに簡単に情報発信できます。

2.3 集客・認知拡大が期待できる

SNSを活用する最大のメリットは、拡散性の高さでしょう。SNSに投稿した内容が関心のある情報や役に立つ情報だとユーザーが共感した場合、「いいね」や「シェア」で拡散されることにより多くの方に閲覧してもらえます。
より多くの方に認知してもらえるには、積極的に有益な情報を投稿すると効果が期待できます。

3.歯科医院でSNS活用のデメリット

3.1 効果を感じるまで時間がかかる

SNSを開設して、すぐに高い効果は期待できません。フォロワーがゼロの状態からのスタートです。
有益な情報を地道に発信し続け、フォロワーを着実に増やしていくことが重要です。

3.2 炎上する可能性がある

SNSはたくさんの人に見てもらえるというメリットがありますが、反対にユーザーが少しでも不快感を持ってしまうと炎上に繋がる可能性があります。1度炎上し、悪いイメージがついてしまうと、そこから信頼を取り戻すにはかなりの時間と労力がかかります。「話題になりたい」「バズりたい」と目の引く内容を投稿することを考えてしまいますが、見る人が不快に感じないか細心の注意が必要です。

4.歯科医院でSNSを運用して効果を上げる秘訣とは?

4.1 長期計画で情報発信する内容を確認し明確化しておく

先に述べたようにSNSを開設してすぐに高い効果は期待できません。話題にある「バズる」という現象は、エンタメ性が高い投稿に起こりやすいですが、歯科業界ではほぼ無い現象です。そのため、時間をかけて地道にコツコツ継続していくことが、効果を上げる秘訣です。お客様の役に立つような情報を、2~3日に1回、定期的に投稿していけるよう長期計画で情報発信する内容を確認し、明確化しておきましょう。

4.2 運用のルールやマニュアル作り

SNSの投稿をドクターやスタッフが複数で運用する場合、統一感を持たせることが重要です。
運用のルールやマニュアル作りをしっかり決めてから情報発信するようにしましょう。
運用のマニュアルを作ることで、誰が担当しても安定した情報発信を継続することができます。

4.3 お客様にとって有益な情報を発信する

例えば、

  • 予約状況、本日の空き状況
  • キャンペーン情報
  • ホワイトニング、歯科矯正の最新事情
  • 院内の様子、インテリア、雰囲気
  • 歯科医やスタッフに日常の様子

5.歯科医院でSNS広告を出す時の注意点

集客効果を上げるためにSNSに広告を出す場合、医療法に注意が必要です。
2017年6月に医療法が改正され、医療機関のウェブサイトが新たに医療法の広告規制の対象となりました。
SNSに投稿するにおいて、表現の規制に違反した場合、罰則の対象になる可能性があるので最新の注意が必要です。

【禁止の対象となる広告の内容】

①内容が虚偽にわたる広告(虚偽広告)

具体例

  • 絶対安全な手術です
  • 厚生労働省の認可した〇〇専門医
  • 加工、終始得した術前術後の写真等の掲載
  • 一日で全ての治療が終了します
  • 〇%の満足度 ※根拠、調査方法の提示がないもの
  • 当院は〇〇研究所を併設しています、※研究の実態がないもの

②広告が可能とされていない事項の広告

具体例

  • 専門外来
  • 死亡率、術後生存率等
  • 未認証の医療品による治療の内容

③他の病院又は診療所と比較して優良である旨の広告(比較優良広告)

具体例
肝臓がんの治療では、日本有数の実績を有する病院です

  • 当院は県内一の医師数を誇ります
  • 本グループは全国に展開し、最高の医療を広く国民に提供しております。
  • 「芸能プロダクションと提携しています」
  • 「著名人も○○医師を推薦しています」
  • 著名人も当院で治療を受けております

④誇大な広告(誇大広告)

具体例

  • 知事の許可を取得した病院です!(「許可」を強調表示する事例)
  • 医師数○名(○年○月現在)
  • 「○○学会認定医」(活動実態のない団体による認定)
  • 「○○協会認定施設」(活動実態のない団体による認定)
  • 「○○センター」(医療機関の名称又は医療機関の名称と併記して掲載される名称)
  • 手術や処置等の効果又は有効性を強調するもの
  • 比較的安全な手術です
  • 伝聞や科学的根拠に乏しい情報の引用
  • 「○○の症状のある二人に一人が○○のリスクがあります」
  • 「こんな症状が出ていれば命に関わりますので、今すぐ受診ください」
  • 「○○手術は効果が高く、おすすめです。」
  • 「○○手術は効果が乏しく、リスクも高いので、新たに開発された○○手術をおすすめします」

⑤患者等の主観に基づく、治療等の内容又は効果に関する体験談

治療等の内容又は効果に関して、患者自身の体験や家族等からの主観的な体験談は、個々の患者の状態等により当然にその感想は異なるであるため広告としては認められない。

⑥治療等の内容又は効果について患者等を誤認させるおそれがある治療等の前又は後の写真

具体例

  • 術前又は術後(手術以外の処置等を含む)の写真やイラストのみを示し、説明が不十分なもの

⑦公序良俗に反する内容の広告

わいせつ若しくは残虐な図画や映像又は差別を助長する表現等を使用した広告は認められない

⑧品位を損ねる内容の広告

具体例

  • 費用を強調した広告・・・今なら○円でキャンペーン実施中!「期間限定で○○療法を 50%オフで提供しています」
  • 提供される医療の内容とは直接関係ない事項による誘引・・・無料相談をされた方全員に○○をプレゼント」

⑨他法令又は他法令に関する広告ガイドラインで禁止される内容の広告

具体例

  • 医薬品「○○錠」を処方できます
  • 当院ではジェネリック医薬品を採用しております

「医業若しくは歯科医業又は病院若しくは診療所に関する広告等に関する指針(医療広告ガイドライン)」参照

さいごに

いかがでしたか?歯科医院でSNSを運用する必要性・効果を上げる秘訣・SNS広告の注意点などを解説しました。
SNSを活用する最大のメリットは無料で始めることができ、認知拡大、集客が期待できることです。
一見SNS映えを狙うのが難しそうな歯科業界ではありますが、集客効果は期待できます。
認知拡大、新しい顧客獲得のために、SNS公式アカウント運用を挑戦してみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人

BrancPort税理士法人