- 「飲食店を開業予定、税理士を雇うか青色申告会に入るか迷っている」
- 「飲食店経営を経営するのに税理士はいる?いらない?」
- 「今の税理士と相性が悪い、気軽に相談できる税理士を探している」
このようなお悩みや疑問を抱えている飲食店経営者、これから開業を目指している方の声を多く聞きます。
この記事では、飲食店経営で税理士は必要なのか、メリット、税理士を選ぶ時のポイント、失敗しない注意点などを詳しく解説していきます。ぜひ参考にしてください。
もくじ
1.飲食店経営において税理士は必要?
飲食店経営において税理士はいらないのではないか?と疑問に思う方が多いと思います。
結論から言うと、飲食店経営において税理士は必要です!
日本政策金融公庫総合研究所の2022年11月の調査によると、開業時に苦労したことは、「資金繰り・資金調達」(57.1%)、「顧客・販路の開拓」(47.4%)、「財務・税務・法務に関する知識の不足」(31.0%)と、お金のやりくりや税務・会計などの悩みが多いという結果が出ています。
飲食店経営の本業である「美味しい料理の提供」「接客」「仕入れ」「人材確保」等と同様に大切なのは「お金の管理」です。安心して本業に専念するためにも専門家である税理士に任せることをおすすめします。
税理士に依頼するとお店の経営状況に応じて適切な節税対策の提案、納税予測、確定申告、開業・経営のサポート等、支払う報酬以上の対価が期待できます。
とはいえ、飲食店経営において絶対に税理士と契約しないといけないわけではありません。自分自身で行う場合、「お金のやりくりに労力と時間を費やせるか」、「税務申告書に関する経験や知識はあるか」、などで判断してください。
2.飲食店経営で税理士に依頼するメリット
飲食店経営において税理士と契約するとたくさんのメリットを得られます。
以下、メリット④つを解説していきます。
メリット①:本業に専念できる
税理士に依頼することで、「お金の管理」に費やす労力や時間が軽減できます。
飲食店経営の本業である美味しい料理の提供、接客、仕入れ、人材確保 等に専念できる環境を整えることができるのは一番のメリットといえるでしょう。
メリット②:補助金、助成金の提案
数ある補助金、助成金の中から情報収集し、自店に合ったものを探す作業は、労力や時間が必要です。補助金、助成金に精通している税理士は、自店に合った最適なものを提案してもらえます。経験豊富なノウハウでポイントをおさえて申請が行えるため、採択が有利になります。
メリット③節税対策の提案
税金の仕組みは複雑で理解が難しいと言われています。専門家である税理士は、合法的な方法でいかに税金を安く収めるノウハウを持っています。節税対策が可能になります。
メリット④経営サポート
毎月の決算をもとに経営状況を数字で細かく把握している税理士は、具体的な経営のサポートをしてもらえます。今後の事業展開を拡大していくためには、経営状況を把握している税理士のサポートは必要不可欠でしょう。
3.飲食店経営で税理士に依頼できる業務とは?
3.1 税務顧問・記帳支援
- 月次財務報告書の作成
- 確定申告期決算書の作成
- 各種税務申告書の作成
- 年末調整、償却資産税申告、法定調書、給与支払報告書作成
- 記帳代行
3.2 会社設立・起業支援
- 開業時の資金調達
- 開業届書作成、提出
- 各種税務署届出の提出
- 開業時に活用できる補助金助成金の案内
- 経理体制の整備
- 会計ソフトの導入支援
3.3 補助金申請支援
- 最新の補助金制度の提案
- 補助金、助成金の資料作成支援
- 採択後の書類の作成
- 採択後にある進行状況報告、事業の実績報告の手続き支援
3.4 経理代行支援
- 請求書作成
- 振込代行
- 売掛金、買掛金管理
- 資料ファイリング整理
4.飲食店経営で税理士を選ぶ時のポイント
ポイント①:飲食店に強い税理士であるか
税理士にも得意分野があります。飲食店に強い税理士を選ぶことが大切です。飲食店業界の専門知識に詳しく、経験豊富であるかどうかは、経営をサポートしてもらう上で、とても重要です。
ポイント②:直接会って話し相性が合うか確かめる
インターネットで調べて、HP上では好印象に感じても、実際に会って話してみると違和感を感じる場合もあります。契約する前に直接会って、相談しやすい相手か、基本的なものの考え方に大きな違いはないかを確かめてください。将来の事業展開などを進める上でも、相性や考え方が合うことは大切です。
ポイント③:知人・友人からの紹介してもらう
飲食店を経営している知人・友人から税理士を紹介してもらうのも一つの手です。
第三者の評価がある、知人・友人からの紹介は、税理士を選ぶ方法として失敗する可能性は低いでしょう。
ポイント④:サービス内容・料金は明確に定められているか
サービス内容や料金形態は税理士により違いがあります。
自分が依頼したいサービス内容が合っているか、料金は明確に定められているかを確認しましょう。
5.税理士に依頼する時の注意点
①契約するタイミングに注意
税理士に依頼したい・税理士を変更したい場合、契約するタイミングに注意が必要です。確定申告を依頼したい場合、書類手続きなど準備に時間が必要なため直前の依頼は断られてしまう場合もあります。一般的に税理士は、6月~11月が閑散期といわれています。余裕のある閑散期に依頼することをおすすめします。
②相場より格安な料金
インターネットで探してHPに掲載されている料金を見て、格安だからといってすぐに契約するのは注意が必要です。明記してある料金になんやかんや上乗せされ相場より高額請求されたり、満足のいくサービスが得られない場合があります。
さいごに
いかがでしたか?
飲食店経営で税理士は本当に必要なのか、メリット、税理士を選ぶ時のポイント、注意点などがご理解頂けたかと思います。
飲食店経営を成功させるためには、本業に全力で専念し、お金の管理は専門家である税理士にに任せることをおすすめします。
相談できる税理士が身近にいない場合、一度、BrancPort税理士法人にご相談ください。