お客様とのLINE対応でやってはいけない3つのこと|信頼を損なわないための接客マナー

最近、お客様とのLINEのやりとりが頻繁になってきたけど・・・

  • 「毎回、返信のタイミングに迷ってしまう」
  • 「フレンドリーにしたつもりが、距離感がおかしくなってしまった」
  • 「LINE予約でトラブルになったことがある」

このようなお悩み、実は多くの美容サロン経営者・スタッフが感じています。
LINEは便利な反面、対応の仕方を間違えると信頼を損ねたり、トラブルに発展する可能性もあります。

この記事では、美容サロン運営でよくあるLINE対応の「やってはいけない」ポイントを3つに絞って解説していきます。
是非、参考にして下さい。

1.なぜLINE対応が美容サロン経営に影響するのか

LINEは、美容サロンにとってお客様とつながるための非常に便利なツールです。
予約のやり取りやスタイルの相談、アフターフォローなどをスムーズに行える一方で、その対応の仕方次第でサロンの信頼に大きく影響します。
たとえば、返信が遅かったり既読スルーの状態が続いたりすると、お客様は「大切にされていない」・「対応が雑」と感じてしまいます。
これは美容サロン全体の印象に直結し、リピート率の低下や紹介機会の損失につながります。
また、フレンドリーさを出そうとするあまり言葉遣いがラフすぎると、馴れ馴れしい印象を与えてしまい、信頼を損ねるリスクも生じます。
LINE対応は、表には見えにくい“接客の延長”であり、信頼づくりの重要な一部です。
だからこそ丁寧で一貫した対応が、経営に直結するのです。

2.やってはいけないLINE対応3つのNG例

NG1:返信が遅すぎる・既読スルーをしてしまう
LINEは即時性の高いツールなので、返信が遅れると「対応が悪い」「大事にされていない」と感じられてしまいます。
特に予約や質問に関するメッセージは、できれば24時間以内の返信を心がけましょう。
忙しくてすぐに返信できない場合は、「確認して返信します」などのひとことフォローがあるだけでも印象は変わります。


NG2:言葉遣いがフランクすぎる・敬語がない
親しみやすさを意識するあまり、タメ口やスタンプだけでも返信になってしまうと、馴れ馴れしい失礼な印象を与えてしまいます。
特に新規のお客様や年齢層が高めのお客様には注意が必要です。
LINEでも敬語+丁寧な文章を基本とし、美容サロンの接客品質を持たせると信頼につながります。


NG3:予約のやり取りが曖昧・確認不足
LINEでの予約受付は便利ですが、「〇日空いてますか?」・「大丈夫です」だけの返信では、日時の誤認してしまったり、ダブルブッキングの可能性もあります。
LINEで予約を受ける場合は、日付・時間・メニューを明確に確認・返信することが大切です。

3.お客様対応LINEテンプレート文例

①予約受付時(問合せ直後の返信)に送る文例

「〇〇様
連絡ありがとうございます😊
○月○日(○)○時のご予約、承れるか確認いたしますので、少々お待ちくださいませ。
確認後、あらためてご連絡いたしますね。」

②予約確定時に送る文例

「○○様
お待たせいたしました!
○月○日(○)○時より、カット+カラーでご予約承りました✂️✨
当日はお気をつけてお越しくださいませ。
何か変更がありましたら、LINEにてお気軽にご連絡ください☺️

③返信が遅れそうな時に送る文例

「○○様
ご連絡ありがとうございます!
ただいま施術中のため、お返事が🙇‍♀️
○○時までにはご返信いたしますので、少々お待ちくださいませ。」

④予約前日リマインドメッセージ

○○様
こんにちは、○○(サロン名)です✂️
明日〇月〇日(〇)〇時よりご予約をいただいております。
お会いできるのを楽しみにお待ちしております😊
お気をつけてお越しくださいませ!

⑤キャンセル・変更のご案内

○○様
ご連絡ありがとうございます。
ご予約の変更、かしこまりました。
ご希望のお日にちをいくつかいただけましたら、空き状況をご案内いたしますね😊
どうぞよろしくお願いいたします。

必要に応じて、「お名前呼び」や「顔文字」「絵文字」をうまく使うと、丁寧+やさしい印象を与えられます。
さらに、テンプレをスタッフ間で共有しておくと、対応の質が統一されて安心です!

3.お客様に安心感を与えるLINE対応のポイント3つ

美容サロンにおいて、LINEはお客様ともっとも身近につながる大切なツールです。
予約のやり取りや相談に使える便利さがある一方で、対応の仕方によっては不安や不信感を与えてしまうこともあります。
安心感のあるLINE対応をするには、3つのポイントを押さえることが大切です。

  • ポイント1は、「返信のスピード」です。すぐに返せない場合でも、「確認して折り返します」などワンクッション入れることで、待たせている不安を軽減できます。
  • ポイント2は、「丁寧な言葉遣いと親しみのバランス」です。LINEはカジュアルな印象がありますが、敬語をベースに、やさしい表現や顔文字を交えることで、柔らかく誠実な印象を与えることができる
  • ポイント3は、「予約内容の明確な確認」です。日時・メニュー・担当者などを正確に繰り返して伝えることで、誤解やトラブルを防ぎ、お客様も安心して来店できる

LINEも“接客の一部”と考え、丁寧さとスピード、そして一貫性を意識することが、信頼とリピートにつながる対応の鍵となります。

さいごに

いかがでしたか?
なぜLINE対応が美容サロン経営に影響するのか・やってはいけないLINE対応3つのNG例・お客様に安心感を与えるLINE対応のポイント3つを解説しました。
これらはどれも、“ちょっとしたこと”に見えて、実はお客様にとって大きな印象を左右します。
LINEの対応も、店舗での接客と同じく「丁寧で一貫性のある対応」が求められます。
安心感を与えるLINE対応のポイントは、「早く返す」「丁寧に伝える」「確認を怠らない」の3つを基本にすること。テンプレートやルールを整備し、スタッフ全体で統一することで、お客様に安心してやり取りしてもらえる環境を整えましょう。

この記事を書いた人

BrancPort税理士法人