集客が見込める飲食店のイベントを紹介~企画から告知まで~

飲食店の集客に繋がるイベントは、料理やサービスの力量が試される時かもしれません。集客ツールとして、さまざまなイベント・キャンペーンが挙げられますが、お客様が主役となる誕生日や結婚記念日などの「お祝い事」、あるいは旬な食材を使った料理を提供する「季節限定メニュー」などがあります。それらをどのような企画で、どう演出していけばお店の魅力をアピールし、集客に繋げられるのか模索中の飲食店経営者様がいらっしゃるかと思います。この記事では、集客や再来店を促すための手段でもあるイベントのアイデアや告知方法などを解説していきます。ぜひ参考にしてみてください。

1.イベントの目的は明確にする

時間や費用をかけてイベントを開催するからには、お客様の印象に残るようなイベントにすることが大切です。イベントの成果を上げるためには、まず目的を明確にして目標を立てることから始めましょう。

①売上・来店客数の目標を立て数値化する
イベントを成功させるためには、先ず売上目標を設定した後に、客単価を設定して客数を割り出します。例えば売上目標が100万円として、客単価8000円に設定すると、客数は125人になります。このように数値の計画を立てておくことが、成功させるポイントのひとつになります。売上目標が達成すると次回のイベント開催時の参考になり、客単価を上げることもできます。ただし客単価と連動している客数が増えないと売上アップにつながりません。売上の目標と予算を立てると同時に顧客のニーズに応えられる施策を立てましょう。

②新規顧客の確保が目的
新規顧客を得るためのイベントは、お店を認知して興味を持ってもらうことから始まります。常連客の多いお店は繁栄の鉄則のように言われていますが、更に売上アップを目指すためには新規顧客も増やさなければなりません。常連客の中には、なんらかの理由で離れてしまう可能性があることも考えておく必要があります。新規顧客を確保するには、最終目的にリピート顧客となってもらえるような施策が必要になるでしょう。

③ターゲット層を決める
ターゲット層を幅広く設定することもあれば、年代や性別を分けたイベントもあります。最近ではインスタグラムに料理写真をアップする人が増えていますが、圧倒的に女性のほうが多いように思われます。例えば若い女性をターゲットにした「○○限定特別スイーツ」というイベント・キャンペーンは効果的です。好評であればヒットメニューとして、定期的に売り出すこともできます。

2.イベントの事例

飲食店でのイベントは、誕生日などの小規模から貸し切りの大規模なイベントがあります。ここでは、集客や販促にも繋がる飲食店で実施するイベントの事例を紹介します。

2.1 季節・記念日のイベント

季節や記念日のイベントは飲食店で最も多いのではないでしょうか。

<季節>
春・夏・秋・冬の季節ごとのイベントは集客・新規顧客を確保するには絶好のチャンスです。以下のような季節の行事にちなんだイベントを開催してみてはいかがでしょうか。
春・・・花見、歓送迎会、母の日・父の日、ホワイトデー、こどもの日
夏・・・夏祭り、ビアガーデン、七夕、花火、土用の丑
秋・・・運動会、敬老の日、お月見、ハロウィン、ボジョレ・ヌーヴォー解禁
冬・・・忘年会・新年会、クリスマス、節分、バレンタイン、恵方巻

業態によって異なりますが、飲食店にとって行事にはたくさんのヒントが詰まっています。集客戦略として魅力的なイベントを実行し、売上に貢献したイベントは翌年も実施してみましょう。

<記念日>
上記(季節)のなかでもありましたが、母の日や父の日、敬老の日、誕生日などは祝ってもらえる1人だけの特別な日です。飲食店側の演出でお客様が満足していただけたら翌年もこのお店でと選ばれる可能性は大いにあります。料理やサービスの演出は最高の日にするために必要不可欠です。

2.2 食材などを売りにするメニュー

食材を武器にするメニューはお客様の心をつかむことができます。例えば、産地直送の無農薬野菜を利用した飲食店はからだに良い食材を売りにしています。売りを全面的に出しているお店には、シェフが選定した「○○産を使用した料理」などのメニューが多いです。イベントとして、そのメニューと他の食材を使った料理とセットにして「期間限定メニュー」を提供することもできます。好評であれば不定期で実施するのも良いでしょう。

2.3 コラボ企画

コラボ企画のメリットは自店舗の客層とは違った客層に宣伝ができることと、新規顧客になってくれる未知なる可能性が含まれていることです。飲食店の同業者、雑貨店、土産店など他店とのコラボする企画は、店舗の魅力を発信できるチャンスです。例えば同業者とのコラボは、両店舗のそれぞれ違った味の料理をひとつのワンプレートで提供する限定メニューをイベント・キャンペーンにすることも可能です。その他、雑貨店などで商品を購入したレシートに「○○飲食店でドリンク一杯割引」などを記載する企画も立てられます。近隣でコミュニケーションをとれている店舗同士でタッグを組み、期間限定にすると相乗効果を図ることができます。

2.4 お店側の記念日

お店側の記念日は、開業してから「周年記念」といった店舗が主体となるイベントです。特に常連客に向けた集客になります。お店を開業してから店舗成長したことへのアピールと同時にお客様への日頃の感謝を込めたイベントとして実施すると良いでしょう。常連客が新規のお客様を呼び込んでくれる可能性があります。

3.イベントの発信

イベントを開催する際は告知をしなければ、偶然見かけたお店でない限り入店は難しいですね。では、イベント開催を発信するときはどのような手段があるのか、またターゲットを絞った場合はどのような方法がいいのかみていきましょう。

3.1 SNSで告知

SNSでの告知は以下のようにさまざまなツールがあります。
・Google マイビジネス
・Facebook
・Instagram
・Twitter
・Line

SNSでの告知は特徴があるのでターゲットによって使い分けると良いしょう。例えば若い世代にはInstagramでイベントストーリーズのカウントダウン機能を使い、イベント開催日まで定期的に告知すればユーザーにとってワクワク感を与えられ興味を持たれます。その他、高い年齢層であればFacebookといった客層に合った告知が効果的です。

3.2 ポスターやチラシで告知

ポスターやチラシによるイベント告知はアナログですが、安心感があります。チラシを使用する場合は、店舗が立地する周辺の方をターゲットにしたイベントが多いです。来店頻度が高いお客様に目の届く場所にチラシを置きます。主に常連客を対象にした、日頃の感謝を込めてのイベントにすると良いです。ここで注意しなければならないのが費用の負担です。チラシなどの制作費がどれくらいかかるのか計算をしておき、最低でも費用をまかなえる程度の売上を目指すことが大切です。

3.3 DMで告知

DMは、個人宛に印刷物やハガキの郵送・Eメールなどで告知することです。昔からの手法ですが、最近ではDMに対するレスポンス率が高くなってきています。よって、イベントがあることだけをお知らせするのではなく、来店頻度を促すような次回のイベントやキャンペーン予告などを記載したDMがより効果的になるでしょう。

4.イベント開催によるメリット

①集客効果による売上アップ

イベントはお客様が興味を持ってもらうことから始まり、満足感を与えて次に繋げることです。特にお客様のニーズに見合った内容であれば、集客が伸び売上もアップします
また、次回に繋げられることで更なる売上アップを目指すこともできます。

②ブランディング効果

ブランディングとは、お店としてのブランド価値を作りだすことです。
飲食店のブランドは、自店の魅力を感じるような付加価値のある料理やサービスです。イベントはそれらをアピールできる大きなチャンスでもあります。お客様に自店の価値を認知させ、共感してもらえればブランディング効果が得られていると期待して良いでしょう。

④マンネリ化を避ける

普段と違った演出をお客様に体験してもらうイベントは、マンネリ化を防ぐ効果が期待できます。また、イベントという特別な日を設けることで、お客様の反応の良し悪しがその場で判断ができ、今後のイベントを開催する上でのヒントにもなります。

さいごに

いかがでしたでしょうか。本記事では、飲食店でのイベント企画の事例などを紹介しました。イベント開催は目的や目標を設定することから始まります。準備段階からイベントの成否が決まると言っても良いでしょう。どんなアイデアでも計画性を持って実施すれば人が集まり売上アップに繋がります。

この記事を書いた人

広田 淳