- 「毎回同じサービスを提供しているとお客様がマンネリを感じてしまう気がする」
- 「ここ数年、固定客が減り続けている」
- 「スタッフのモチベーションが上がらないのは、マンネリ化が原因??」
このようなお悩みを抱えている美容サロン経営者の話を多く聞きます。お客様に長くサロンに通い続けていただくには、お客様を飽きさせないサロンづくり対策をすることが大切です。
この記事では、美容サロン経営において、マンネリ化対策で固定客を失客させない方法を解説していきます。ぜひご参考にしてみてください。
もくじ
1.美容サロンの売り上げは固定客で支えられている
美容サロンを安定して経営していく上で、固定客を増やすことはとても重要です。
以前の記事「新規顧客から固定客になるには理由がある~美容サロンで行うべきこと~」で紹介しました「2:8の法則」では、お客様全体の2割が固定客という割合が多く、その2割で売り上げ全体の8割を占めているというデータがあります。美容サロンの売り上げは2割の固定客で支えられているといっても過言ではありません。
いかに固定客を減らさずに経営していくことが、重要になります。
2.マンネリ化防止対策で固定客が増える方法
美容サロンは定期的に通い続けるという点から飽きられないように日頃からマンネリ化対策することが重要です。
2.1 サロンの空間を季節により演出する
季節の行事などで小物やインテリアを変えて、サロンの雰囲気を新鮮に感じてもらいましょう。例えば、クリスマスの季節にツリーが飾る、ハロウィンの期間はスタッフも仮装するなど、サロンの雰囲気を演出してみて下さい。おしゃれなカフェやインテリアショップの内装を参考にしてみてもいいでしょう。インテリアだけでなく、季節ごとに音楽を変えてみることもおすすめです。
2.2 定期的にイベントやワークショップを開催する
イベントやワークショップなどを定期的に開催するのもおすすめです。お客様とのコミュニケーションの場を設けることにより、美容サロンに対する親近感や信頼関係を築くことが期待できます。季節に合わせたイベントやワークショップを企画するのがおすすめです。
例えば
・まとめ髪ヘアアレンジ講座
・夏祭り、クリスマスなど季節のイベント前にヘアメイクサービス
・ハロウィン期間中にお菓子をプレゼント
・冬の乾燥の季節にホームケアセットプレゼント
・セルフケアで小顔マッサージ講座
イベントやワークショップの開催が決まったら宣伝活動を行います。最近では、LINEを活用するサロンも多くなってきました。LINEは目を通してもらえる可能性が高く効果的です。しばらく離れていたお客様にも連絡してみてください。「久々に行ってみようか」という気持ちになるかもしれません。また、イベントやワークショップの様子をSNSにアップするのもサロンの宣伝になり、おすすめです。
2.3 スタッフのマンネリ化を防ぐ
長く働いているスタッフは、仕事にマンネリ化を感じてしまう可能性が高くなります。職場で馴れ合いになり「言葉遣いが悪くなる」「不愛想」「気持ち良い挨拶ができない」など、これではサロンの雰囲気が悪くなってしまいます。
スタッフ同士の雰囲気は、お客様にも伝わりますので、気を付けなければいけません。日ごろからスタッフ同士でコミュニケーションをとり、安定した良い雰囲気づくりを心掛けるようにしましょう。スタッフ同士が良いコミュニケーションがとれているかにより、美容サロンの雰囲気が決まります。
3.マンネリ化防止対策でやってはいけないこと
3.1 客単価を低くしてしまう
固定客を失客させないように、特別クーポンや割引クーポンを付けて料金を値下げするような対策は一時的には効果ありますが、長期的にみると低料金が目的の美容意識が低いお客様が増え、高価格で良質なサービスが目的の美意識の高いお客様は離れてしまいます。一度通常料金を値下げしてしまうと、もとの通常料金に戻すことが難しくなるので、値引きのクーポンを付ける時は慎重に判断することが大切です。
3.2 お客様との信頼関係=馴れ合いではありません
いつもリピートしてくれて仲良くなったお客様であっても「馴れ合い」は禁物です。お客様は友達ではありません!お客様と仲良くなったからといって、「少しくらい待たせても許してもらえる」「言葉遣いが悪くても許してもらえる」「愚痴を聞いてくれる」などの言動はNGです。お客様からすると自分は大事に扱ってもらえないと感じ、サロンから離れてしまいます。必要最低限のマナーは崩さないようにしましょう。
さいごに
いかがでしたか?
美容サロン経営において固定客を失客してしまう原因の1つに、お客様に飽きられてしまうということがあります。この記事を参考にしていただき、日ごろからマンネリ化防止を意識しましょう。お客様を飽きさせないように「新鮮」「楽しい」「ワクワク」を感じてサロンに通い続けてもらうことが大切です。
自分にできることを考えながら少しずつ取り組んで固定客を増やしていきましょう!