【飲食店経営】通帳管理で経理業務をスリム化する方法を解説


飲食店を開業するにあたって、銀行の預金通帳を最低1つは作る必要があります。

通帳をうまく利用することによって、

  • 経理の管理が容易にできる!
  • 融資を受ける際有利な条件を引き出すことができる!

という利点があります。

今回の記事では、飲食店の経営で通帳は何冊がベストなのか?、通帳管理で経理業務がスリム化する方法! 等をご紹介していきます。是非ご参考にしてみてください。

「飲食店の経営で通帳は何冊がベストなのでしょうか?」
シンプルにわかりやすく経理業務をスリム化するために、通帳は2つ作ることが理想的です。通帳を2冊作って、「売上専用通帳」と、「支払専用通帳」に分けて管理することで、経理業務が容易になります。売上専用通帳口座のお金が貯まったら、支払専用通帳口座にお金を振り替えて支払いを行います。そうすると、1週間分や1ヶ月分の売り上げが通帳を見れば一目瞭然になります。1日毎に売り上げを入金すれば、レジ売り上げとのチェックも容易で、売り上げの管理ができます。飲食店経営のお金がうまく回っていくためには、月にいくらお金が入ってきて、いくら出ていくかを把握しておくことが大切です。

1.1 売上専用銀行口座はどんな役割?

売上専用銀行口座には、現金売り上げやクレジット売り上げなどがあります。
1日毎に売り上げを入金することにより、通帳を見ただけで、1日の現金売り上げを一目瞭然に把握することができます。頻繁に銀行に通うことが難しい場合は、1日分の現金売り上げ毎に封筒に入れて、定期的に入金するようにしましょう。
クレジット売り上げの入金も売上専用銀行口座に入金されるようにしておきましょう。

1.2 支払専用銀行口座はどんな役割?

支払い専用銀行口座には、材料等の仕入れの支払い、人件費の支払い、借入金の返済、家賃の支払いなど、毎月支払う必要のある支出をこの口座で管理するようにしましょう。売上専用銀行口座から、月に1、2度決まった金額を支払い専用銀行口座に振り替えて支払いを行います。支払い専用銀行口座には、残高がなくならないようにしておくことが大切です。支払先が複数あるなどの場合は、銀行手数料が高くなってしまうため、ネットバンクを利用することをおすすめします。

2.飲食店経営用通帳に生活(プライベート)用のお金を混ぜない!

飲食店経営用の通帳口座には、生活(プライベート)用のお金と混ぜないように管理することがとても重要です。なぜ分けて管理する必要があるのか、お金を混ぜてしまった時におこる問題点を解説します。

2.1 資金繰りがわかりにくくなる

飲食店を経営するうえで、飲食店経営用と生活(プライベート)用のお金の出し入れを混ぜてしまうと、把握が難しくなり、いざ預金残高が少なくなった時に、その原因が、経営の問題なのか、生活費の問題なのか、がよくわからなくなってしまいます。
経営者の生活(プライベート)用のお金は、他の従業員の給与と同じタイミングで、生活用(プライベート)口座に振り込むようにしましょう。

2.2 帳簿つけの際、負担が増えてしまう!

飲食店経営用と生活(プライベート)用のお金の出し入れを混ぜてしまうと、帳簿を記帳する際、時間と手間が増えてしまいます。
また、青色申告で65万円の特別控除を申請する場合には、事業に関係する資産・負債、すべて帳簿をつけなければなりません。生活にかかるお金の出し入れがあった場合も「事業主貸」「事業主借」などの項目ですべての取引を帳簿づけする必要があり、余計な時間と手間を使うことになるので気をつけましょう。

さいごに

いかがでしたか?
飲食店の経営で、「なぜ通帳は2冊がベストなのか?」「2冊つくることにより経理業務をスリム化できる方法」をご理解いただけたかと思います。
事業として黒字なのか、赤字なのか、資金繰りは問題ないかの確認は、月末の経費支払い後に口座の残高を毎月確認することで、事業の資金繰りの流れがつかみやすくなります。
また、銀行は、融資を行う際、預金口座にどれだけ残高があるかを重視します。
銀行とよい関係を築くためにも、売上専用通帳をつくって残高を高めに維持するようにしましょう。