- 「初心者にもわかりやすい予約管理システムサービスを探したいが選び方がわからない。」
- 「自動で予約の管理ができるシステムを詳しく教えてほしい。」
- 「予約管理システムは、ノーショー(ドタキャン)対策になるのか?」
このようなお悩みを抱えている飲食店経営者の方が多くいらっしゃいます。この記事では、予約管理システムとはどのようなものか?メリットは?注意点など、飲食店でおすすめの予約管理システムサービス5選を比較していきます。ご参考にしてみてください。
1.予約管理システムとは?
予約管理システムとは、飲食店の予約業務の負担軽減や効率化、生産性の向上を支援するツールです。顧客が増えるにつれて、手動での予約の管理が困難になります。予約管理システムを導入することにより、予約のダブルブッキングや社内間の情報共有漏れなど、予約業務で起こりうるトラブルが解消されます。お客様は、インターネットで気軽にお店の予約をしてもらうことにより、従業員の業務負担を軽減することもできます。また、予約時の顧客情報をもとにデータ分析ができるようになり、集客に役立てることもできます。
これから、この記事では、予約管理システムのデメリットや予約管理システムサービスの比較、解説をしていきます。
2.予約管理システムの6つのメリット
飲食店予約システムを飲食店に導入するメリットとはどのようなものがあるでしょうか。
2.1 見込み客を逃さずに予約につなげることができる
電話や来店での予約受付は営業時間内のみの対応となってしまいますが、予約管理システムを導入すると、インターネットでの予約が可能になることにより、24時間365日予約受付を行うことができます。
2.2 顧客情報をもとにデータを分析し集客に役立てることができる
顧客情報のほか、利用日や利用メニュー、利用時の支払い金額などの各種予約データを管理することができます。顧客の属性や問い合わせ内容を分析することで、マーケティングやサービスの向上、業務改善を考える時に活用することができます。
2.3 リアルタイムで空き状況を管理、共有できる
予約状況を全て予約システムで管理することで、リアルタイムに予約状況を更新し、従業員内で共有することができるので、業務の効率化をすることができます。
2.4 予約受付業務に関する負担を軽減できる
インターネットを通じて予約してもらうことで、予約受付業務を円滑化することが可能です。また、予約のとりこぼしも低減できます。
2.5 クレジット決済によりドタキャンを減らすことが期待できる
予約管理システムの多くは、クレジットカード決済などの即時決済に対応しています。予約管理システム上でクレジット決済をできるようにすることで、ドタキャンを減らすことにもつながります。また、予約管理システムを通じてお客様自身にクレジット決済を行ってもらうことができるので、業務負担を軽減させることもできます。
2.6 外部のグルメサイトと連携できる
食べログ、ぐるなび、ヒトサラ、OZmallなど、外部のグルメサイトと連携することができます。外部のグルメサイトから登録された予約情報を自動で取込んでくれるため、情報を一元管理することができます。空席情報などをグルメサイトにリアルタイムで自動更新することもできます。
以上、飲食店予約システムを導入することで、得られるメリットは多いことがわかります。
3.予約管理システムの注意点
予約管理システムを導入するにあたり、まず注意しておきたいことは、システムを運用するにあたり多少のIT知識が必要ということです。予約管理システムの機能は十分備えられていても、それをうまく使いこなし、運用・管理できないという場合もあります。パソコンに不慣れな従業員のために、事前にマニュアルを作成し、準備を行うことが必要です。
また、お客様がインターネットで簡単に予約できるということは、キャンセルも簡単にできるということです。少しでもキャンセルを減らすために、予約日の前日にリマインドメールや、確認の電話をするのもよいでしょう。キャンセル料の設定やキャンセル料支払い方法など、キャンセル料に関する規約も明確にしておきましょう。
4.飲食店でおすすめの予約管理システム6選
4.1 TORETA(株式会社トレタ)
【特 徴】
TORETAの最大の特徴は、使いやすさです。シンプルな管理画面のため、パソコンが不慣れな方でも非常に簡単に使いこなせると評判です。また、飲食店予約管理システムに必要な機能を数多く搭載されています。10,000店舗以上の導入実績があり、業界トップシェアです。外部のグルメサイトとの連携も豊富で、ぐるなび、Yahoo!ロコ、ヒトサラ、OZmall、楽天ダイニング etc. 多数あり、今後も増えていく予定です。
【料 金】
初期費用:0円 ※初期設定代行を利用する場合は、別途料金発生する
月額料金:12,000円/1店舗
4.2 テーブルチェック(株式会社TableCheck)
【特 徴】
グローバルに展開しており、世界18ヶ国語の多言語対応しています。インバウンド集客に効果的で、24時間スムーズな予約受付ができます。飲食店予約管理システムで求められる機能は十分備わっています。数々の大手企業にも導入実績があるため、信頼度も高く評価されています。また、外部のグルメサイトの連携は、ぐるなび、食べログ、ヒトサラ、OZmall等、多数あります。
【料 金】
初期費用:40,000円~
月額料金:13,000円~/1店舗
※席数により異なる
4.3 ebica(株式会社エビソル)
【特 徴】
ebicaは、カジュアルな居酒屋からファインダイニングまで様々な業態の予約ニーズに応えられる機能が充実しています。1店舗から複数店舗まで導入することはできますが、複数店舗を抱える企業の予約業務効率化を図るサービスが充実しており、どちらかといえば複数の店舗を展開する飲食店に力が入れられているようです。外部のグルメサービスとの連携も豊富で、一休.comレストラン、ぐるなび、食べログ、ヒトサラ、ホットペッパーグルメ、Retty 等多数あります。
【料 金】
初期費用:要問合せ
月額費用:要問合せ
4.4 リザーブキーパー(株式会社エアネット)
【特 徴】
リザーブキーパーの最大の特徴は、CTI(電話連動)機能です。お店の電話に着信があると同時に、顧客データベースから検索を行い、リザーブキーパーの画面上にお客様を自動表示します。「予約中」「VIP」「要注意」などの情報がアイコン表示され、電話口での対応がスムーズに行え、おもてなし向上が期待できます。話し中で応答できなかった電話へのかけ直しや、ダイレクトメールの発送をサポートする機能もついているので、安心です。
外部のグルメサイトの連携も多数あります。
【料 金】
初期費用:0円
月額料金:
・基本料金(CTI電話連動オプションなし) 1企業につき月額3,000円
・基本料金(CTI電話連動オプション付き) 1企業につき月額10,000円
・店舗利用料金 1店舗につき月額5,000円(ITC利用店舗ごとに月額+2,000円)
4.5 レストランボード(リクルート)
【特 徴】
レストランボートは、大企業であるリクルートが運営しています。最大の特徴は、利用料金が無料ということです。アプリ型の予約管理サービスのため、誰もが操作しやすい使い勝手の良さも特徴の1つです。外部のグルメサイトとの連携は、ホットペッパー、ぐるなび、食べログ 等あります。オプションにはホームページの作成機能もあり、SNSと連動させた情報発信なども行うことができます。様々なオプション機能を最大限に利用するためには、ホットペッパーグルメで課金するなどが必要です。
【料 金】
初期費用:0円
月額料金:0円
※別途有料オプションあり
4.6 OpenTable
【特 徴】
OpenTableの予約管理システムは、51,000店以上のレストランに利用されています。
日本国内のお客様だけでなく、訪日外国人観光客への集客が強化できます。
【料 金】
初期費用:要問合せ
月額料金:
ベーシックプラン 1,500円/月額 ※予約来店手数料300円/人
スタンダードプラン 7,500円~/月額 ※予約来店手数料300円/人
さいごに
この記事では、予約管理システムの基礎知識から、飲食店におすすめの予約管理システムサービスまで、比較、解説しました。予約管理システムを導入することにより、予約業務の効率化だけでなく、外部のグルメ予約サイトとの連携ができたり、顧客台帳を自動的に作ってくれたりと、飲食店の集客、マーケティングに重要な役割を果たしてくれことが期待できます。初期費用や利用料金などの費用は必要ですが、お店の状況を考慮し、利用しやすいシステムを選ぶことが重要です。