- 「LINE公式アカウントを活用し、リピート客を増やしたい。」
- 「LINE公式ショップカードは無料で使える?どんな機能がある?」
- 「美容院経営でLINE公式ショップカードを活用するメリット・デメリットは?」
このようなお悩みや疑問を抱えている美容院経営者、これから開業を目指している方の声を多く聞きます。
今回は、LINE公式ショップカードとは?、活用するメリット・デメリット、LINE公式ショップカードの機能を解説していきます。是非、参考にしてください。
もくじ
1.LINE公式ショップカードとは?
LINE公式ショップカードは、LINEが提供する店舗向けのデジタルスタンプカード機能です。
従来の紙のスタンプカードと同様に、お客様が来店するたびにスタンプを貯め、一定数のスタンプが貯まると特典を受け取れるという仕組みを、LINEアプリ内でデジタル化したものです。
LINE公式ショップカードは、QRコードをスマホで読み取ることでポイントを付与することができます。
2.LINE公式ショップカードを活用するメリットとは?
2.1 紙のショップカードよりも利便性が高い
LINE公式ショップカードは、LINEアプリ上でポイントを付与できるため、「お客様がポイントカードを持ってくるのを忘れた」、という状況を防ぐことができます。
ポイントの付与は、お店側が用意したQRコードを読み取るだけで完了し、簡単に管理できるため、お店側にとってもお客様にとっても利便性が高いといえるでしょう。
2.2 コストが削減できる
従来の紙のスタンプカードは、デザイン作成や印刷するのにコストがかかってしまいます。
LINE公式ショップカードは、無料で利用することができます。
管理画面を設定するだけで、完結するため、手間や時間を大幅に削減することができます。
2.3 リピート率が向上する
LINE公式アカウントのショップカードは、来店ごとにポイントを貯めることでリピート来店を促進します。例えば、「5回の来店で10%オフ」といった特典を設定することで、お客様が定期的に来店する後押しをすることができます。
また、LINEメッセージでキャンペーンやクーポンを配信することが可能です。
通知機能を使えば、メッセージが見逃されるリスクも低くなります。
2.4 データ分析で集客戦略に活用できる
LINE公式アカウントを通じて顧客データを集積し、性別、年齢、来店頻度などのデータに基づいて集客戦略に活用できます。
例えば、特定の顧客層に向けたクーポンの発行や、来店頻度が低下したお客様に再来を促すメッセージを送ることが可能です。
2.5 LINE公式アカウントの友だち数が増加する
お客様がショップカードを取得する際、LINE公式アカウントの「友だち」追加をしてもらうことが必要です。そのため、ショップカード利用者全員にLINE公式アカウントの「友だち」になってもらえます。LINEメッセージでお店の情報を自然に届けることができます。
3.LINE公式ショップカードを活用するデメリットとは?
3.1 LINEユーザーしか利用できない
ショップカードは、LINEアプリ上のサービスのため、お客様がLINEを利用していない場合、ショップカードを作ることができません。
LINEアプリの普及率は高く、問題なさそうにも思えますが、世代によりLINE利用状況が異なりますので、全てのお客様にアプローチできない場合があります。
3.2 導入と運用に手間と時間がかかる
LINE公式アカウントの開設やショップカードの設定には、初期設定やシステム導入の手間と時間がかかります。特にデジタルツールに不慣れな方は、設定や管理が難しく感じられることがあります。定期的なクーポン・キャンペーンの設定やメッセージの配信管理も必要です。
3.3 有効期限の変更ができない
LINEショップカード公開後に有効期限を変更することができません。
変更したい場合、ショップカードの機能を停止し、再度発行する必要がありますが。貯めていたポイントは全て失効し、リセットされてしまうので注意が必要です。
3.4 技術的トラブルのリスク
デジタルツールであるため、技術的な問題やバグが発生する可能性があります。
例えば、システムの更新やメンテナンス時にお客様が正常にショップカードを利用できない問題が発生することがあります。
4.LINE公式ショップカードの機能を解説
4.1ポイントを付与できる機能
LINE公式アカウントの管理画面から発行されるポイント付与専用のQRコードをお客様がスマホで読み取ることでポイントを付与する機能です。
また、付与したポイントは、「いつ」、「どれだけ」、「どんなポイントを」、「誰に付与したのか」、履歴を確認することができます。
4.2 特典を設定できる機能
貯めたポイントを特典と代えることができます。
特典内容は、自店に合わせて設定可能で、1回の来店でポイント付与するのか、支払い金額によりポイントを付与するのか等、自由に設定することができます。
お客様がまた来店していと思えるような魅力的な特典を設定しましょう。
4.3 利用状況の分析
LINE公式アカウントの管理画面にある「分析」メニューからお客様の利用状況が確認できます。
ショップカードの発行数、付与したポイントの合計数、特典の利用率、失効してしまったポイント、など詳細な情報を見ることで、今後の集客マーケティングに役立ちます。
4.4 リッチメニューによる告知
LINE公式ショップカードは、トーク画面下部にリッチメニューとして表示させることができます。
美容院の情報を告知する時は、大きく表示させるなど、リッチメニューのレイアウトの変更が可能です。大きく表示することにより、お客様の目に留まり、美容院の最新情報やキャンペーンをタイムリーに伝えられます。
さいごに
いかがでしたか?
今回は、.美容室経営でLINE公式ショップカードを活用するメリット・デメリット、どのような機能があるか等を詳しく解説しました。
美容室経営においてLINE公式ショップカードの導入は、お客様の満足度を高め、リピーター率の向上やマーケティング効果の最大化を図るために大変有効です。
この機会に導入を検討してみてはいかがでしょうか?
美容サロン経営で相談できる税理士が身近にいない場合、一度、BrancPort税理士法人にご相談ください。