キャッシュレス決済導入のメリット・デメリット完全ガイド

  • 「キャッシュレス決済」とキャッシュレス決済の種類が多すぎてわからない」
  • 「自分のお店に本当に必要なのか?」
  • 「導入の手間やコストが不安……」

現在、飲食業界においてキャッシュレス対応は「あれば便利」なものではなく、「ないと選ばれない」必須のインフラとなっています。この記事では、決済の種類から導入のメリット・デメリット、最新の選び方までをわかりやすく解説します。

1.キャッシュレス決済の主な種類

まずは、飲食店で導入すべき主な4つの決済手段を整理しましょう。

種類主なサービス特徴
クレジットカードVISA, JCB, Mastercard等利用者層が最も広く、高単価なディナー店では必須。
デビットカード銀行系デビット等支払い時に口座から即時引き落とし。使いすぎを防ぎたい層に人気。
電子マネーSuica, PASMO, iD, QUICPay等交通系流通系(WAON等)がある。かざすだけで決済が完了し、スピードが最速。
QRコード決済PayPay, 楽天ペイ, d払い等スマホ一台で完結。導入コストが低く、キャンペーンによる集客力が強い。

2.飲食店が導入する4つのメリット

① オペレーションの効率化

現金管理(お釣りの受け渡し、レジ締め、銀行への入金作業)の手間が大幅に削減されます。スタッフが接客や調理に集中できる時間が増え、生産性が向上します。

② 客単価と集客力の向上

「手持ちの現金が足りないから」という理由での離脱を防げます。また、各社が実施するポイント還元キャンペーンがフックとなり、新規顧客の来店が期待できます。

③ 衛生面と防犯対策

現金を直接触らないため、飲食店において重要な「衛生管理」に繋がります。また、レジ内の現金を減らすことで、盗難や数え間違いのリスクを最小限に抑えられます。

④ インバウンド(訪日外国人)対応

海外ではキャッシュレスが当たり前の国が多く、対応していないだけで入店を諦める観光客も少なくありません。観光地や都市部の店舗には不可欠です。

3.注意すべき3つのデメリットと対策

決済手数料が発生する

  • 売上の約3%前後が手数料として引かれます。「利益率が下がる」と懸念されますが、レジ締めの労働コスト削減分で相殺できるケースがほとんどです。

入金までのタイムラグ

  • 現金と違い、売上が口座に入るまで数日から数週間の時差があります。資金繰りに影響が出ないよう、入金サイクル(月2回、翌日入金など)を確認して選びましょう。

通信環境や機器トラブルのリスク

  • 停電やWi-Fiエラー時に決済できなくなる可能性があります。最低限の現金は扱えるよう準備しておくのが安心です。

4.賢い導入方法:個別契約より「マルチ決済」

以前は各社と個別に契約していましたが、現在は「マルチ決済端末(決済代行会社)」を1つ導入するのが主流です。

1台の端末で「クレジット・電子マネー・QR」のすべてに対応でき、売上管理も一括で行えるため、事務作業が劇的に楽になります。

代表的な決済代行サービス:

  • Airペイ(エアペイ): iPadとカードリーダーで手軽に開始。
  • 楽天ペイ(実店舗決済): 楽天ポイント利用者を取り込みやすい。
  • STORES 決済: シンプルな操作性とスピーディーな入金が強み。

さいごに

キャッシュレス化の流れは今後さらに加速します。人手不足が深刻化する飲食業界において、会計をスムーズにし、現金のストレスを減らすことは、スタッフ・お客様双方の満足度に直結します。

まずは「どの決済手段が自店のお客様に求められているか」を検討し、一括導入できるマルチ決済サービスの比較から始めてみてはいかがでしょうか?