お客様にとっての「自分でいられる場所」をつくりたい。そんな私の夢や想いに共感し、応援してもらっています。
京王井の頭線「高井戸」駅から歩いて約8分、環八通りと井ノ頭通りの交差点近くにある「高井戸麻婆TABLE」。2017年にオープンした、麻婆豆腐が自慢の「まち中華」の人気店です。中華の料理人として25年を超えるキャリアをもつオーナーの根岸さんが、「お客様にとって、自分が自分でいられる場所をつくりたい」との想いで立ち上げた地域密着のお店。法人化を機に同店の税務会計をサポートする、BrancPort税理士法人との関わりを聞きました。
「あらゆることを前向きな視点で考えてくれるので心強い」
- BrancPort税理士法人とのお付き合いが始まったきっかけは?
この店を立ち上げて1年くらいのときに、法人成りしたほうがいいんじゃないかという話になって、個人事業主から株式会社に移行したタイミングで税理士業務をお願いしました。
実は義理の兄が会計士をしていて、それまで時間のあるときに税務・会計を見てもらっていたのですが、法人化を機に本格的に税理士をお願いしようと考えたのがきっかけです。
そして兄の知り合いから、広田税理士を紹介してもらいました。
- 税理士を選ぶにあたって重視したことは何でしたか?
相性の部分はやはり重視しました。私は誰とでも、会って話してみてどうか…という相性の部分に重きを置いています。
たとえば食べものでも、見るよりも実際に食べてみないと味なんて分かりませんよね。
その点広田さんは、会ってお話ししてみて、人間性の部分でとても良い方だと感じたんです。
また、当店が入っているビルのオーナーさんが、「顧問税理士をお願いするなら、絶対に若い人がいいよ。
一緒に成長しながらサポートしてもらえるから」とアドバイスしてくれまして。
広田税理士は私よりも10近く年下で、しかも若いのに考え方や提案がしっかりしていて頼りになる存在だとも感じましたね。
- 人柄についてはどんなふうに感じたのですか?
質問へのレスポンスも早いし、最初の印象がすごくよかったです。朗らかでよく笑うしね(笑)。
税理士と経営者の話って、プラスのことだけじゃなくて、ときにはマイナスの事柄も話し合わないといけません。
陰と陽なら、陽の性格の方がいいですし、マイナスの話をするときも、やっぱり明るく前向きであるほうがこちらも元気が出ますから。
- たとえばどんなときにそれを感じるのですか?
飲食業って、経費になるかならないか、という点でも細かな部分がけっこうあるんです。
たとえばレシートを見ながら、「これって経費になる? ならない?」といった話になることがかなりあります。
そんなときに、あまりに細かくネガティブな話ばかりされると、思考が前向きになってこないんです。
広田さんは、基本的に前向きな視点でいろんなことを考えてくれて、必要なところは融通の利いた回答をいただけるのでモチベーションも上がりますね。
「自分の夢に向かって、一緒に歩んでもらえる存在です」
- 現在はどんな業務をお願いしていますか?
毎月1回、広田さんの事務所に資料を送ったあと、お店に来てくれてMTGを行っています。
月間の収支や、個々の数字の分析を行い、成果や課題を丁寧に説明してもらったあと、次月の目標を共有しながら実行のためのプランを考えていきますね。
たとえば、「スタッフをもう1人雇いたいな…」と相談したときも、そのために改善すべき数字を明確に示してくれるなど、実現するために必要なことを的確にアドバイスしてくれるのでありがたいです。
自分自身で「何とかなるだろう」と考えるよりも、広田さんから「何とかなると思いますよ」と言ってもらえると安心ですし、頼りにしていますよ。
- オーナー自身、これからどんなお店にしていきたいですか?
私はこの仕事をしながら思うのが、お客様にとっての、家や職場以外のもう一つの自分のコミュニティ、つまり「自分が自分でいられる場所」をつくってあげたい…ということなんです。
いま、みんなそうした居場所が持てないから、ネットに逃げてしまう。仕事帰りに駅を出て、自分が落ち着ける場所にちょっと立ち寄って帰ってもらえるような、そんな「居場所づくり」を考えていきたいのです。
小さな中華料理屋が、地域コミュニティの真ん中にあるという姿を大事にしながら、日常の暮らしのなかで愛される、ちょうどいい味をめざしていきたい。
子どもも若者も、大人もお年寄りも、みんながホッとくつろげて「自分に帰れる場所」をつくっていきたいですね。
- 最後に、BrancPort税理士法人に期待することを教えてください。
私自身、税務に対する知識がまだまだ足りないので、広田さんに教えてもらいながら学んでいかなくてはいけないな…と感じています。
そのなかで、広田さんは僕の想いや夢といったものに共感してくれるし、実現を後押ししてくれているのですごくうれしいんです。
これからも、一緒に夢を見ながら進んでいければいいな…と思います。
<プロフィール/根岸正泰 様>
港区の中華料理の名店「桃の木」で修業を積んだあと、高井戸で中華料理店「cinnabar」にスタッフとして勤め、2017年7月に「高井戸麻婆TABLE」をオープンした。2019年10月には「東京最高のレストラン2020」(ぴあ)にも選出されるなど、味も店の雰囲気も高評価。地域に愛される「まち中華」として、世代に関係なく幅広い客層から人気を集めている。
【広田税理士より】
根岸さんは夢があり、深い想いを抱きながら店舗運営をしておられます。僕はけっしてミラクルな提案はできないのですが、根岸さんが考えられる夢や想いの実現に向けて、ともに歩んでいきたいと思います。そして、根岸さんが何か悩んだときに、いちばん最初に行って話を聞いてあげられる存在でありたいです。税理士にとって大事なのは、お客様の想いに共感しながら、身近な立ち位置でサポートしてあげること。これからも一緒に頑張りたいですね。
高井戸麻婆TABLE
住所:杉並区宮前1-20-32
電話:03-6454-2204
<取材・構成/栗栖直樹(株式会社エスクリエート)>