『もし、「仮想通貨建生命保険」があったら・・・』

米ドル建などの外貨建生命保険ならぬ、仮想通貨建生命保険があったら…どんなことが考えられるでしょうか。
まず、外貨建生命保険の特徴を整理してみますと、契約者から支払われた保険料は、保険会社により外貨で運用されます。
運用されたお金は、円もしくは外貨で死亡・高度障害時には保険金、また満期保険金、もしくは解約した場合に解約返戻金があれば解約返戻金として支払われることになります。

外貨建生命保険は、為替相場の変動によって、保険料の支払額や保険金・解約返戻金の受取額が変動する商品のため、為替リスクを考慮しておくことが重要です。
日本は超低金利時代が続いていますが、日本より金利が高い外貨建を活用すれば、保険においても運用がしやすく、同じ保険種類の日本円建保険に比べ、それだけ保険料を安くできることになります。

また、外貨建を活用することで、資産を日本円のみならず、海外の通貨に分散させることができるほか、地震や災害のリスクに対し、日本円だけでなく外貨で資産を持つことで資産保全を図ることにも繋がります。
もし、保険金・満期金・解約返戻金受取時に円安になっていれば受取額は増加しますが、円高になっていれば、受取額は減少してしまいます。

保険の満期や保険金が発生する可能性は、契約後10年や20年、さらに数十年先になることも多く、為替相場の変動を予測することは困難といえます。
大幅な円安や円高になっている可能性もありますので、海外の比較的高い金利で運用できるメリット、保険料を抑えるメリットがある反面、為替リスクも包含しています。

また、外貨から円に両替する際に手数料が発生しますが、これは契約者の負担になります。保険の運用に関して、日本円建に比べて諸経費がかかる可能性もありますので、中途解約するほど元本割れになる可能性が高くなります。

このように、外貨建生命保険は為替リスクを抱えていますが、仮想通貨建で生命保険に加入することができれば、自国の通貨の為替の影響を受けにくく、しかもインフレや財政危機に影響されないというメリットを享受できる、非常にユニークな保険になるのではないかと想像します。